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2016年02月07日
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■小説「どん底塾の3人」028:クチコミの威力
ああ・どん底塾の3人.jpg
 海老原浩二のパッケージは、順調に売れた。ともだちへのプレゼントにするといって、まとめて買ってくれるお客さんも多かった。海老原ははしおきの希少価値を、前面に出してアピールしていた。それがプレゼントにつながっている。新しい発見だった。
 
 高層住宅の1軒で、海老原は営業をしている。
「いろいろなセールスの人がくるけど、はしおきなんてはじめてだわ。こんなものを売って歩いて、もうかるの?」
「実は、本業は自動食器洗い乾燥機の営業なんです。それがあまりにも売れないものですから、営業の研修を受けている最中なんです。1日ではしおきを1000個売るのが、今回の挑戦課題です」
「このはしおきを、1日で1000個も売るの? たいへんなトレーニングなのね。今日2時に、もう1度ここへこられる? お役に立てるかもしれないから」
 婦人は、日用品の交換会があると教えてくれた。住人同士が不要になった日用品を持ち寄り、交換会をしているのだという。
 
 海老原は約束通り、2時に再訪した。会場となっているリビングルームには、大勢の婦人がいた。
「この方ね、営業がうまく行くための研修中なの。ちょっとユニークなはしおきだから、よかったら買ってあげて。邪推しないでね。わたしとは、なんの関係もないのよ。まじめそうな人だから、みんなにも協力してもらいたいの」
 婦人の応援で、あっという間に200セットが売れた。代わりに、帰りの海老原の手には、タッパーなどが詰まった紙袋があったのだが。婦人の好意がうれしかった。海老原は面倒見のよいお客さんに助けられたことで、新たな営業の世界を垣間見たように思う。
 商品と営業マンが気に入ったお客さんは、自ら進んで営業をしてくれる。クチコミの威力を、海老原は実感させられた。営業は孤独な仕事ではない。
――応援団の力を借りる。
 亀さんノートを広げ、海老原浩二はそう記入した。

※ダントツ営業の知恵
 クチコミの威力は絶大である。巧みにキーマンを作ろう。






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最終更新日  2016年02月07日 01時42分17秒
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