カテゴリ:より良く生きるために
さて、「好きな人」って、詩の内容、おわかり頂けましたでしょうか?
今日もスーパーマンみたいに 私を助けに来てくれる どこからでも どんな時でも 私が困った時 心の行き場がどこにもない時に ふいに現れて 強い威力で 私の敵をこてんぱんにしてくれる 誰よりも頼もしい人 彼はどんな遠くにいても どんなに忙しくても 私が心で呼びさえすれば すぐに私の心まで 会いに来てくれる そう、好きな人は、実際には会えなくても、 いつも心の支えだったり、自分を頑張らせてくれたり、 自分の目の前の現実に負けない力を与えてくれたりしますよね!! この「好きな人」っていう詩はなかなか会えないけど、 いつも私にパワーを与えてくれる、ある人のことを想って書いた詩です。 その人を好きになるまで、私は本当の恋をしたことがなかったような気がします。 その人に会うまでの私は、恋に恋していたように思うのです。 しかも、追いかけるのが恋と思っていました~。 私の初恋って、小学校6年生の時で、ちょっと遅いという感じですが、 でも、小5の2月に両親が離婚したので、 お父さんのいない心の欠落を埋めるかのような感じで、 クラスメイトを好きになったような気がします。 その子は小6になると同時に転校してきた色白、華奢な男の子でした。 そう、私はなぜか吹けば飛ぶような男の子が好きだったのです(笑) 背も小さい人の方が好きで、その男の子が転校早々ちょっとした はしゃぎあいの喧嘩で、いとも簡単に腕を骨折した その包帯姿に、惚れてしまったのですから、みなさま、 人の趣味も千差万別ですから、お怪我をしても簡単に落ち込まないでくださいね…。 まあ、何はともあれ、その包帯姿を素敵!!と思った私は、 今、思えば、申し訳なかったなあ…というぐらい、 彼のストーカーと化し、彼の住んでいる家を見に行ったり、なんと転校したばかりで 学級名簿に電話番号がお父さんの会社の番号しか載ってなかったんですが、 お父さんの会社に電話して、家の電話番号を聞くくらい、 積極的に彼の追っかけをしていました…。ごめんなさい…。 (ちなみに彼のお父さんの会社は資生堂で 小6娘の電話にとても親切な対応をしてくださいました。 その罪ほろぼし?恩返し?に今でも、資生堂さんは愛用させて頂いてます…) まあ、でも、そんな積極的に追っかけをしてくる子が 受け入れられるはずもなく、見事に敗退してしまったのですが、 初恋のパターンは繰り返すといいますよね。 私は、その後も追いかけるのが恋!?と勘違いしていたようなところがありました。 高校時代は女子校で、以前、書いたように 男の人が道の向こうからやってくるのを見たら、 違う道に行くというような暗い行動をとっていたので、恋のこの字もありませんでした。 でも、恋のひとつもない高校時代って、どうなの!?神様!? どうか私に好きな人を与えてください!と高3の6月に祈りました。 ここで、彼ができますように!と祈ればよかったのに、 好きな人と祈ってしまったものだから、その祈りを忠実に聞いてくださった神様は、 私に好きな人を与えてくれました。 42歳、美人妻と中学生の子供2人を持つ英語の先生です~(泣) まあ、高校生の頃の、42歳って、すごい魅力的なんですよね。大人の男? だから、別れちゃったけど安室ちゃんやヒッキーが 年の離れた人と結婚した気持ちわかるし、エリカ様の気持ちもわかります~。 そして、高校時代、先生に恋をするほど、楽しいことはありません。 だって、学校を好きになるのは勿論、 英語なんて平均点45点のテストで45点ぐらいしか 取れなかったのが93点ぐらい取れるようになるんですよ~。 恋の力は偉大?そんなわけで、週に2回しかない先生の授業、 普通なら存在すら気付かれず、卒業するところですが、 私の場合は、毎日、質問に行ったり、 調理実習で作ったものをせっせと差し入れしたりして、 卒業してからも、家に招待されるぐらい可愛がって頂きました。 しかも、例の記憶力を駆使して、 質問に行った時、先生の机に貼ってあった先生の授業スケジュールを 全部、頭に入れ、さりげなく先生の授業の教室の前を通ったりする知能犯だったため、 「また、会ったねえ~。おまえには、よく会うなあ~」などと言われ、 (だって、先生の時間割、覚えてるんだもーん) 調理実習の巻き寿司を先生に差し入れするのを見た担任が、 「そういうのはまず担任に持ってくるものだろう!」と嫉妬したのですが、 てんぷらの調理実習の時には 「担任にはイカ持っていったけど、先生はエビよ♪」などと、 担任との格差を強調してプレゼントをする頭脳犯でもあり (だって、恋愛ドラマいっぱい観てるんだもーん)、 先生が独身だったら、なんとかうまくいったかもしれない!?とこまで 持ち込んだのですが、悲しいかな、美しい奥様がいらしたのです(泣) その後、大学に入って、つきあった彼はいたものの、 私は毎日、つまんないなあ~と思っていました。 あの頃、先生を追いかけていたような、夢中になれる恋がしたい!!と。 その結果、自分のことをとても大切にしてくれる彼をふって、 同じサークルのY君の追っかけを始めました。 電話かけたり、自分からデートに誘ったり、ガンガン行ってましたね。 で、4ヶ月ぐらい猛アタックをしてやっとつきあえるようになったのですが、 つきあってからも、自分の時間を大切にしたい、 ほかの友達とのつきあいも大切にしたいという彼の考え方が理解できず、 つきあっているにも関わらず、彼の追っかけのような恋をしていました。 で、その結果、8ヶ月つきあってふられたのですが、 その後、彼の友達が別れの真相を聞いたところ、 「windyはね、おれのことが好きなんじゃないんだよ。 恋に恋してるだけ」と言っていたそうです。 で、この話を聞いた時に 「そんなことない!私はその人のことが本当に好きなのに!」と 思えればよかったのですが、 「なんだ、ばれてたんだ…わかっていたんだな」と思ってしまったのです。 私は人の本質を好きになるのではなく、 恋を追いかけることで、ただ、楽しみたいのだな~とわかりました。 つまり、相手のいない恋をしていたのです。 それが、先生とか高嶺の花の恋だったら、まだよかったのですが、 身近な人を好きになった時も、自分が追いかけたいから追いかける、 自分が楽しみたいから追いかけるという、相手の意向はお構いなしの恋をしていました。 追いかけるイコール恋という発想をしていたのは、 つらい現実を恋をすることで逃避するという考えもあったような気がします。 そして、その後も、今度は好きかどうかよりも、 結婚の対象になるか、年がちょうどいいかとか、親が安心するかとか、 そういう基準で恋をしていました。 ところが、「好きな人」のモデルになった人に会った時、 彼を好きになることは圧倒的に私の人生にとって不利だと わかっていたのですが、好きにならずにはいられませんでした。 その人と出会わなかったら、私はもう結婚して、子供もいたかもしれません。 でも、その人と出会って、本当に人を好きになる時は 打算とか人生計画とか、人の思惑とか一切関係なくなるんだなとわかりました。 今でも、彼と会わなかったら、まったく別の人生だったかな?と思います。 表面的には、早々に結婚して落ち着いていた方が 人からは、幸せに見えたかもしれません。 でも、彼と会ってしまった以上、彼を好きにならない人生はありえなかった… 彼を好きになることは、避けられなかったのです。 そして、彼を好きになったことで、やっと相手のいる恋を初めて できたような気がします。 つまり、彼と会っていない時も私は彼のことを想うだけで すべてのことが頑張れたし、自分を高めていこうと思えました。 そして、会っていようが会っていまいが、 いつも、私は彼のことをスーパーマンみたいに心に呼ぶことができたのです。 また、彼を好きになり、恋をすることは 相手のそのままを愛すること、相手が幸せであればいいと思えること そんなふうに考えることができるようになりました。 しかも、最大・最強の恋は、いつも自分を素敵にできる恋なんだと いうこともわかりました。 相手に好かれようが好かれまいが、うまくいこうがいくまいが、 その人に会えた人生を会えなかった時の人生と同じレベルには留めたくない、 あの人に会えた以上、あの人に会えた自分に 恥じないように生きていこう!と思えたのです。 残念ながら、いろいろあって、今では本当に連絡先もわからない関係になって しまったのですが、電車の乗り換えの時など、 どこかに彼がいないかなあ~なんて今でも探してしまいます。 そして、その彼に再会した時、絶対、あの頃よりマイナスな自分で会いたくないし、 また、再会できなくても、せっかく彼と会えた人生、 あんな素晴らしい人に会わせてあげたのに、 なんで、その程度の人生にしかできなかったの?と宇宙でお叱りを受けないように、 いつも自分をプラス方向へ向けていきたいと思うのです。 好きな人は最強のスーパーマン。 でも、自分のいやな現実を逃避させてくれるスーパーマンではなく、 いやな現実でも闘わせてくれる力を与えてくれるスーパーマンだと思います。 それが異性でなくても、尊敬できる人や家族でも、 この人に会った以上、もう素敵でない人生なんて誰が送るものか! と思えるような人を見つければ、人生はとても輝くし、 また、自分も誰かのスーパーマンになれたら、いいですよね!? そして、みんな誰しもスーパーマンになれば、 地球上に敵なし!?になるかもしれません。 私は、あの彼が私にくれた力を大切に思い、 今日も明日も自分を高めていきたいと思います!! ←応援、お願い致します♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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