藤田進さんの拉致も嘘 その3
公安警察は僕が北朝鮮のスパイだという疑いをかけたが、その証拠になるようなものが出てこなかった。そこで証拠がなくてもなんとかスパイ話に信憑性を持たせることができるようにするために、大騒ぎになっていた北朝鮮の拉致と僕が関連があるかのように工作したのです。みなさんは日本では毎年警察に10万件近い捜索願が出されていて、そのうち数千人という人が所在不明となっていることをご存知でしょうか。公安は拉致と僕とを結びつけるためにこの物凄い数の所在不明者を利用したのです。この物凄い数の所在不明者の中から僕や僕の家族、友人と共通点のある川口市やその周辺に関係のある不明者を選んでその人たちを拉致濃厚ということにした。さらにその中で最も僕たちと共通点の多い藤田進さんという人を選んで、北朝鮮での目撃情報などを造って拉致の可能性が極めて高いことにして、大きく取り上げた。さらに全国の大量の不明者の中から僕や友人たちの職業と同じ職業の人たちを拉致濃厚者ということにもした。そして僕だけでなく僕の周辺の人たちまで北朝鮮と関係があるかのように工作して、スパイとする証拠がなにもない僕が北朝鮮のスパイであるという話に信憑性を持たせた。というのが藤田進さんをはじめとする川口市周辺や全国で拉致濃厚話が造られた理由です。実は公安警察がこの川口市周辺拉致事件を造るさらに大元になったものは、川口市出身の田口八重子さんの拉致事件が関係しているのです。次回はこのことについて書きます。