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Nov 4, 2004
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カテゴリ: 視聴レポート
キース・ジャレットといえば言わずと知れた著名なジャズピアニスト。そのキース・ジャレットがクラシックのアルバムを何枚も出しているのは、これまた知られた話であるが、私にとっての大切な一枚はバッハ「ゴルトベルグ変奏曲」(チェンバロでの演奏)だ。

このアルバムに出逢ったのは1989年、それから何度と無く聴いては日頃のストレスを浄化してきた。ところが数重なる引越の後、再びあの癒しの音色に触れようとゴルトベルグ変奏曲のCDケースを開けると、「げっ、違うCDが入ってる・・・」。何処でどう間違ったのか、キース・ジャレットのゴルトベルグ変奏曲は行方知れずになってしまったのだ。

比較的大きなCDショップに行っても、同じCDはなかなか見かけずじまいで10年以上が経過。どうしてもゴルトベルグ変奏曲が聴きたいため、別の演奏者のCDを買って数年を過ごしてきたが、ここにきて再びキース・ジャレットのゴルトベルグ変奏曲に出逢うことになる。

というわけで、ネット通販を介して再び購入したキース・ジャレットの「ゴルトベルグ変奏曲」が本日手元に届いた。ちなみにこの曲は、その当時ドレスデンに駐在していたロシア大使のカイザーリング伯爵が不眠気味で悩んでいたため、良い睡眠を得られるようにとバッハに作曲を依頼したらしい。カイザーリング伯爵には専属のチェンパリスト 当時14歳のゴルトベルクがおり、彼が枕元で演奏をしたのだろうか。曲名のそのチェンバリストからきているようだが、この説の真偽は定かでないともいわれている。

現在では世の快眠を求める人の愛聴盤としても重宝されている。

■キース・ジャレットが弾く「ゴルトベルグ変奏曲」は八ヶ岳の香りがする

このアルバムは1989年、八ヶ岳高原音楽堂で収録されたものであり、まるで八ヶ岳高原の風景が広がるような美しい響きをもつチェンバロの音色が実に印象的。または、静寂に満ちた教会でひとり座り、遠くからキース・ジャレットの演奏に耳を傾けている自分の姿、そんな風景が頭に浮かんでしまうのだ。

演奏自体はゆっくり目であり、勿論ジャズ演奏にみられるアドリブなんて当然あるはずもなく、ここまで正しくかっちりとしたバッハを弾くのか、と驚かされてしまったりもする。それはある意味、教科書的であったり。素直で透明なゴルトベルクを聴きたい人には是非ともオススメな1枚なのだが、クラシック音楽の批評家には酷評されていた、という話も聞く。しかし、私は誰がなんと言おうともこのゴルトベルグ変奏曲が好きだ。

■レオンハルトが弾く「ゴルトベルグ変奏曲」は独特なルバート

キース・ジャレットのアルバムが行方不明であった時期にお世話になっていたアルバム、それはグスタフ・レオンハルトが弾く「ゴルトベルグ変奏曲」である。

キース同様、テンポはかなりゆっくり目であり、チェンバロの音色がかなり生々しく耳に残る。しかしながら、キースのアルバムに聴き慣れていた私が、まずこのアルバムを聴いて「ギョッ」としたことはといえば、なんともいえぬ、あの独特なテンポの揺れだろうか。そう、彼のバッハは自由奔放なのである。ただ、ゆっくりテンポのなかでテンポを揺らされると、少々違和感を感じたりもするのだが、数度聴いているうちに身体が慣れていくらしい。

逆にレオンハルト演奏の「ゴルトベルグ変奏曲」に慣れてしまうと、キースの演奏がきまじめ過ぎにきこえる感もあるが、もともとキース・ジャレットという人物が演奏するものが好きな自分としては、結局キースのゴルトベルグ変奏曲に馴染んでしまうのである。


                          ◆ ◆ ◆                       

おっと、ほんの些細なことではあるが気になったことといえば、89年に購入したキースのアルバムは、今回改めて買い直したアルバムに封入されているライナーノーツの形状が違ったりする。まぁ、当時はまだCDが3000円だった時代、ライナーノーツも1枚の紙を折りたたんだ形状のものも数多かったが、最近のものはほとんど冊子形状になっているのか。しかし、89年盤のジャケット裏にはキースがチェンバロを演奏している写真が印刷されているが、現在販売されているものには、無い???残念。



それでは最後に定例の本日ピアノ練習メニューを・・・
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本日の練習メモ(定例)
●ハノン #29~#32,#51
#29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動は少しずつ進歩がみられているようだ。

●ツェルニー30番 #01~#20
#01~19は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。
#20、今日もメトロノームに合わせてリズム安定化練習。

●バッハインヴェンション #01~#09
#01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ
#08、「これが格好良く弾けたら気持ち良いだろうなぁ」と思いながらも、本日もテンポゆっくり目で練習。薬指が弱いのか、どうしてもフレーズ内の粒が揃ってないように感じる。
#09、臨時記号の嵐、更によくよく弾いてみれば複雑なトリルに泣かされる場所数箇所あり。特に春秋社版の楽譜の場合、トリル例が譜面内の別場所に掲載されているため、トリルのコツを覚えてから弾かなければならない。

●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」
プレリュード、先日のピアノレッスン番組を観てから余計に1音1音を大切に弾かねば、とついつい力が入ってしまう。全体的にそつなく弾けていたこの曲だが、よくよく見返してみれば音の粒揃え、乱暴に弾いてしまう部分などが気になるのでもう少し見直すことにした。
メヌエット、こちらの曲も慌てて弾かず、テンポもゆっくり目でじっくり弾いてみることにする。アップテンポで弾けていた部分も、テンポを落とすと弾けなくなってしまうことがあるため、気持ちを焦らずに弾くことが必要だ。


●ショパン エチュード Op.10-4
頑張れ「第6と20小節」週間は、少しずつだが、第20小節の弾き方にも慣れてきた。やはり指定された運指をあなどってはいけないということか。

次に第27小節目~46小節目を重点的に練習。特に、第28小節の4拍目右手4指が弱々しい。更に30小節の4拍に至っては次小節から始まる両手16分音符連続を意識するあまり、ついつい焦って弾いてしまうクセがついてしまった。これは早々に取り払わなければならない。運指の間違いについては修正済み。

続いて第41小節目~46小節の音階とアルペジオの混合部分、結局本日も納得がいくところまでの進歩はみられずじまい。しばらくはこの部分の練習が続きそうである。とにかく今はゆっくり1音1音をしっかり出すことに集中しなければ!





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Last updated  Nov 5, 2004 01:35:24 PM
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