|
カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
もうすぐツェルニー30番練習曲のおさらいも終了・・・といっても、まだ9曲ほど残されているため、もう少し時間はかかるだろうが、#30まであともうひといきと思うと、気合いも入る。更に、練習を重ねていくことでほんの少しずつではあるが、指が思い通りに動いてくれるようになり、今更ながら基礎練習の大切さを思い知ることになった。
さて、割と単純な旋律進行ばかりで、まるでこれでは「小洒落たハノン?」的なツェルニー練習曲ではあるが、こうして毎日弾いていると愛着もわいてくる。そう、練習曲を楽しくするのもつまらなくするのも自分次第だ。「どうして練習曲にはタイトルがないの?タイトルがあればもっと楽しいのに」なんて声もどこかで聞いたが、そんな場合は勝手にタイトルをつけて馴染んでしまえばいいのだ。はたまた、ただ単に練習曲を弾くだけでなく、この練習曲を弾けば「あんな、こんな、そんな名曲が弾きやすくなる」なんてことを考えながら弾くと、これまた楽しく、練習にも熱が入る。そう、それはこの練習曲が「何に効果をもたらすのか」を頭で考えるようにもなり、一石二鳥ではないか。えっ、そんなこと、もう知ってるって? 私は割とアルペジオが苦手なのだが、アルペジオを含んだ練習曲にぶつかるたびに、「これを練習したらきっといつかショパンエチュードOp.10-1が弾けるようになる」なんて大それたことを考えながら練習しているのだ。まぁ、小さなことの積み重ね、というわけで練習曲をもっとかわいがって弾いてあげよう。 それにしてもツェルニー30番って、単調な曲はあっても短調な曲がないのは、何故? 私は典型的な日本人、つまり短調な曲が好きなので、この点はかなり不満である。まぁそんな不満もツェルニー40番になれば解消される。昔、ツェルニー40番のなかで私が最も好んで弾いた曲は#21、楽譜を持っている人は「ははぁ、なるほど」と納得して貰えるかもしれない。 ---------------------------------------------------- 本日の練習メモ(定例) ●ハノン #29~#36 #29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動をを数回繰り返す。 本日から#36も仲間入り。難儀な#35に比べれば#36はかなり容易、しかも短いのでついつい何度も繰り返してしまう。 ●ツェルニー30番 #01~#20の偶数番曲練習、及び#21 #01~20の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。 #21、かなり指慣れしてきたので、ノーミス1回組コースまであと一歩。しかし、テンポを上げて弾いた時に最後の2小節をたまに音をはずすことがあるので、この点は要注意。 ●バッハインヴェンション #01~#09 #01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。バッハを弾くとその日の体調が分かるのではないか、というほど、文句無しにバッチリ弾ける日とそうでない日があるのが辛い。気分や体調にに左右されることなく、いつでも正確に弾けるようになるまでは#01から現在練習している曲までの復習は続けること。 #08、今までややアップテンポで弾いていたこの曲を少しゆっくり目にして、「落ち着いて弾く」ことを頭にたたきこみながら通し練習。 #09、あぁ、この曲もあいかわらず途中から駆け足のごとくテンポが勝手にアップしていってしまう。どうにかならぬものか。 ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」 プレリュード、とにかく通し練習を繰り返す。全体を通してストーリーが目に浮かぶような演奏を心がけて。 メヌエット、細かな音ミスに気をつけて通し練習数回。 ●ショパン エチュード Op.10-4 本日もスローテンポで練習を繰り返す。焦っちゃだめだ、焦っちゃ。特に中間部を中心にきめ細かく練習。 ---------------------------------------------------- 本日の息抜き ●ショパン エチュード Op.25-2 まだまだ息抜きモードということで、とりあえず通して弾けるようにはなって少し満足。しかし、所々でとんでもない音ミスを発するので、息抜き程度にもう少し練習してみようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ ピアノ練習あれこれ] カテゴリの最新記事
|