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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
我が家の可愛い電子ピアノは1階の和室の隅にひっそりと置かれている。私がピアノを再開するまで、このピアノは誰にも相手にされることなくじっと待っていたに違いない。たまに、ピアノの前に立ったと思いきや、蓋の上に本やなんやかんやと置かれ、ピアノとしての機能は忘れ去られていた。今、思えば、なんて可哀想なことをしていたのだろう、と後悔している。
そんな私のピアノにとって長き冬の時代も、今年の秋で終わりを迎え、ここ数ヶ月は毎日のように元気な音色を奏でてくれている。そう、ピアノにも春が来たってところか。しかし、実際の季節はそろそろ冬を迎えようとしている。寒い冬、それは日当たりの悪い1階の和室で練習する私にとっては、かなり過酷な季節である。しかも、その部屋には暖房器具は一切なく、更に移動可能な暖房器具すら持っていない。既にここ数日の寒さで、指はなかなか思いように動かず、ウォーミングアップにもかなりの時間を要している。まぁ、現時点ではハノンの練習を終える頃には身体も指もポカポカなのだが。 それにしても、まだ11月だというのに、そんなことを言っていてどうするのだ。これから冬本番、寒さに負けじとピアノ練習を続けていられるのだろうか。 そういえば子供の頃は、冬になると、ピアノの練習をする前にお湯で手を温めてからピアノに向かっていた。今でこそエアコン等の暖房器具が充実している世の中だが、昔のように石油ストーブひとつで寒さをしのいでいた幼き時代は、部屋にいても手が冷たかったのだ。お湯で手を温めてからピアノを弾きだしてもまだ手がかじかんでいると、再び洗面所にかけこんでお湯をはった洗面器に手を突っ込む。あぁ、そんなこともあったな・・・と、おいおい、懐かしんでいられないのではないか。 今の住環境でピアノと共に冬を過ごすのは、これが初めて(これまで冬になると和室は開かずの間と化していた)ゆえ、なんだかわびしい話になってしまったが、今日はあまりに寒かったのでついつい切実な問題を語ってしまった。劣悪な環境(そ、そんな人、いないか)でピアノを練習している皆さん、共に寒い冬を乗り切ろう! ・・・って、やはり暖房器具を買うのが手っ取り早いのか?(楽譜を買うお金はあっても暖房器具を買うお金は無いだなんて・・・いえない) ---------------------------------------------------- 本日の練習メモ(定例) ●ハノン #29~#38 #29-30を続けて繰り返し4回。#32の1-2指運動、更に#33の1-2-3指運動、#34の1-2-3-4指運動、#35の1-5指くぐらせ運動、#36 1指移動、#37 和音を押さえたままの1指移動を数回繰り返す。 #38、本日より#38の1オクターブスケール追加。ツェルニー練習の各所でスケールが登場していたので特に恐怖感?はないものの、両手スケールがきちんと合うことが最優先。ついつい右手ばかりが先へ先へと進んでしまう、この癖を直すのだ。 ●ツェルニー30番 #01~#20の偶数番曲練習、及び#21,22 #01~20の偶数番曲は、ノーミスで弾ければ1回ずつ。ミスした場合は繰り返し弾いて指慣らし。特に#18は指定テンポよりついつい速めに弾いてしまうため、焦らず安定して弾くことが必要。でないと、例の3指押さえたままの4-5トリルが綺麗に弾けないので。幸い、#18の指定テンポはツェルニーにしてはやや遅めなのが救い。 #21、明日からノーミス1回コースへGO #22、メインはトリル練習。片手トリルは特に問題ないのだが、両手合わせトリル、これが厄介。とにかく両手をしっかり合わせて弾くこと。 ●バッハインヴェンション #01~#09 #01~#07はノーミスで弾ければ1回ずつ。 #08、明日もこの調子で弾けていればノーミス1回コースへ。左手の慌て弾きに悩まされ、思った以上に時間がかかってしまったが、その癖もようやくとれてひと安心。 #09、音ミスと不安定なテンポの揺れ、まだまだ克服せねば。 ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」「メヌエット」 プレリュード、11小節3度進行の響きに気をつけながら弾くことと、全体のまとめ。 メヌエット、今日も細かな音ミスに気をつけて通し練習数回。特に18-21小節、左手の音ミスは慎重に(要部分練習)。 ●ショパン エチュード Op.10-4 徐々にテンポアップを開始。といっても、四分音符105~110の間でウロウロ。指定テンポ(二分音符88・・・って、うわっ、速すぎる!)にはまだまだほど遠い道のりである。というか、自分がそんな速度で弾けるはずがない。正確に確実に1音を大切に弾く、あやふやな音になったらまたテンポを落とし、確実に弾けるところで練習を繰り返す。105では弾けても110ではまだ所々でつまずくのが腹立たしい。こんなところでくじけるな! ●ショパン エチュード Op.25-2 とうとう息抜きモードから正式練習モードへ格上げ。譜読みを1からやり直し。あぁ、試行錯誤の繰り返しだがOp.10-4同様、1ページをきっかり弾くことから始めよう。(時には逆戻りも必要なのだ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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