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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
前日はほぼ基礎練習で終わってしまったうえに、今日も午前中の短い時間しかピアノに向かえないため、昨日出来なかった曲たちだけでも弾いておこうと、ハノンで軽く指慣らしをした後にドビュッシーを弾き始めた。
いつものとおり、ベルガマスク組曲をひととおり練習後、最近再びよくみかけるYKK-APのCMに触発されたがごとく、グラドゥス・アド・パルナッスム博士を弾き始めたは良いのだが、「ん・・・・んん?」、指が勝手に高速で動き出し、もつれようが音飛びを起こそうが止まらない。そう、ひたすら突っ走っているのである。「なんてこった!!」 これはまずいぞ、と慌ててテンポを落として再度弾き始めると、今度は全く弾けない。次の音に運ぶ指がオロオロと迷っているのである。つまり、ある程度曲に慣れてテンポアップして弾いていた記憶だけが残り、いきなり遅いテンポで弾けといわれても言うことを聞いてくれないのだ。しかし、この粗だらけの高速テンポのまま、放置しておくわけにはいかない。結局、つまずきながらもなんとかテンポを落として再度練習する羽目になってしまった。 あぁ、これも最初にしっかり練習していないうちにテンポアップしてしまったがゆえの罰であろう。そんな経験はないだろうか。えっ、私だけ?? そういえばショパンのエチュードを練習していても、同様な事態が起きることがある。速いテンポに慣れすぎて、いざテンポをゆっくりしてみると全く弾けなくなっているなんていう無様なことが。そんな状態の時は、実はまだ確実には弾けていないうちにテンポアップしてしまったのかもしれない、と反省しながらひたすらテンポを遅くして練習し直すようにしている。 ドビュッシーの話題ついでにひとつ。現在読んでいる音楽雑学書によれば、数々の名曲を残したドビュッシー、実は人間性にはやや難あり、と書かれているのではないか。数々の女性遍歴がなんだかんだと綴られ、あぁ、まるでこれではゴシップ記事満載の週刊誌のごとくである。それでもこれだけの名曲を多数作り上げているのだから、やはり人生様々な経験が全て曲に活かされているのだろうか。そう考えると、うむむ、なんとも複雑な気分でドビュッシーの曲に向かってしまいそうだ。 ---------------------------------------------------- 本日のピアノ練習メモ(定例本練習) ●ハノン #01-20 #01-20,(各指の独立訓練)、今日は指慣らしのみ。 ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「メヌエット」「月の光」「パスピエ」 メヌエット、通し練習。 月の光、29小節のアルペジオ、まだまだ格闘中。な、なぜ音を外す? パスピエ、75小節まで集中練習続行中。21小節の左手分散和音はとりあえずクリアしたため、59~75小節を特に集中的に練習したものの、61小節左手の運指はまだクリアならず。これまでなんでもかんでも指をくぐらすことなく5-1指間で分散和音を弾いてきてしまったツケがここにきて出ているのか。 ●カスキ 「秋の朝」 通し練習数回、及びいまだ32小節中心の集中練習が続く。 ●バッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」 あいかわらず1~56小節目まで練習。特に53~56小節を集中的に。 ---------------------------------------------------- 本日のおさらい(ノーミス1回コース・復習) ●ドビュッシー ベルガマスク組曲から「プレリュード」 ●ドビュッシー こどもの領分から「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」 ---------------------------------------------------- 本日の試し弾き(あくまで体験弾き) ●なし お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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