朝4時前に除雪車が、宿の前を通過していってから、何度となく目を覚ましてはウツラウツラ。それでも、なんだか妙に心高ぶるのは、これから夜明けと共にみられるであろう、美しきかな新雪の世界のせいだろう。
いつもならば、チェックアウト後の雪遊びに備えて、朝散歩はしていなかったあかりんちだけれど、この日だけは絶対に朝散歩を逃してはならぬと朝6時前から起きて、身支度整える。
まぁ、あとはあかりさんの起床後のノリ次第。
そして、疲れ切ったトーチャンが起きてくれるか・・・にかかっている。
でも、なんでだろう、この日の雪があまりに素敵なのが、まるで分かっていたかのごとく、あかりさんもトーチャンも素直に起きてくれて、朝散歩の準備に取りかかったよ。特にここのところ、体調がすぐれないトーチャンのことだから「ごめん、起きられない、もうちょっと寝かせて~」という言葉もある程度覚悟はしていた。
みんな、それぞれに何かを感じていたのだね。
それくらい、この日の朝の雪は素晴らしかった。3月下旬だというのに、まさかこれほどキラキラな新雪に触れられるとは思ってもなかった。きっと、これもいつも頑張るトーチャンへ、雪の神様からのプレゼントなのかもしれないね。
さてさて、まだ朝陽を浴びる前のペンションBOWさん。周囲の木々が真っ白に雪化粧しているね。
一歩踏み出せば、そこはどこもかしこも絵になる風景で・・・
一方、あかりさんはといえば、はい、あいかわらず雪玉くわえてテンションアップアップ。
朝からそんなハイテンションなあかりさんをみるのは久しぶりよ。って、そんなハイテンションになっちゃったら、その後の遊びに支障はないか?
いやいや、「今」遊ばなくていつ遊ぶ!・・・なんだろうね。
特に、あの大きな震災の後、あかりさんとの接し方のなかで「後回し」は決してしないように、と心がけている。
冷え切った朝の森のなか。
ふと空を見上げれば、そこには雪を纏った木々が凛として立ち
雪を纏いしイヌも凛として・・・
それにしても、まさか3月下旬でこの銀世界に身を投じることになろうとは。
今回の旅、この風景に出逢えただけでも、来た甲斐があったというものである。
朝のなにげない散歩風景のはずが、これだけ心沸き立つものがあるって・・・
もぅ~、あかりさんったら、朝っぱらから絵になりすぎですよ。
道にもそろそろ朝陽が射し込む頃。
あかりさん、いまだ雪壁をのぼったり降りたり、その感触が楽しいの?
うわ~、まるでクリスマスケーキにのってる樅の木のような風景。
ってカーチャンが風景を堪能していたら、なにやらこのおふたりさん 楽しく丘登り?
のぼったら当然降りなくてはならないわけで・・・
はい、思いっきり尻滑りを楽しんでおりましたとさ。
で、こちらペンションの親父さんに教えて頂いた秘密?の小径。
あかりさんが荒らしてしまってごめんなさい。
うわぁぁ、木々から落ちる雪で辺りが真っ白になっちゃうよ。
まぁそれにしても、よく走る走る。
今日1日分の遊びを、今、ここで堪能してしまったかのごとく。
そして、今、目の前に広がる雪風景に出逢えた幸せ。
キラキラ光る笑顔をみられた幸せ
朝の散歩でこれだけはしゃぐあかりさんを、久しぶりにみた気がする。
あかりさん、信州で暮らすほうが幸せなのかしら・・・と考えてしまう。
そうして、お宿に戻ってきた頃には、建物にもすっかり朝陽が浴びていた。
そういえば、冬の間は雪に埋もれてなかなか顔見せしないペンションの看板。
それじゃぁ、そろそろお部屋に戻りますか。
旅先で朝からこれだけたっぷりお散歩するのは、久しぶりのような気がするね。
これほどの絶好なコンディションのなかで遊べたのだから、もう、とりあえず今日は思い残すことはない・・・なんて思っちゃったのがいけなかったか、この後がかなり残念なことに・・・
つづく
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