山本昌投手が球団新記録(通算212勝)を達成!
ついにやってくれました。世の中の中年男性に元気を与え続ける46歳のプロ野球投手!去年ケガで一度も投げられなかった人とは思えない素晴らしいピッチング。プロで一年間も投げることができず、46歳という年齢なら、普通はもう引退を考えるでしょうが、彼は「投げられなかった事は今季の原動力」と言ってます。なんと超ポジティブな考え方でしょうか。高木監督も開幕前に「山本昌を開幕投手に」とブラフとはいえ、言い続けたことも彼にとって「開幕には間に合わせたい」というパワーとなっていたそうです。今年は彼が投げ続けて、何か成し遂げると全て「最年長○○」という記録がついて大変な年になると思います。でも、開幕から5試合投げて2勝、それも打線の援護が殆どない中での勝ち星なんで、運がいいとかいう話ではなくて自ら勝ち取った勝利というところが、また賞賛に値します。5試合33イニング投げ、自責点2、防御率0.55、被安打14本(一試合に3本もヒットを打たれていない!)というデータが、凄さを物語ります。各チームのエース級でもこの成績には及ばないです。試合を見てても、直球は速くて130キロ後半、遅いタマは100キロ前後。内外角に変化球を投げ分けて曲げたり落としたり。もうこうなると相手チームの特に若いバッターは、何を狙って打ったらいいか訳わからないまま、凡打に討ち取られるといういわゆる「山本昌ワールド」に引きずりこまれてしまいます。相手チームも「何であんな遅い球投げるおっさんを打てないんだ!」という気持ちが先行して、絞り球とかも指示できず、結局後半までリードを許し、8回9回は浅尾と岩瀬で抑えられ、結局中日ペースで試合終了。魔術のような昌さんの投球は、他の中日の若手投手にはホント生きた教科書だと思うので、今のうちに絶対に勉強しておくべきだと思います。長くプロで生きていきたいと思うなら。とにかくこのおじさんはスゴイ。もっともっと、のらりくらりと相手チームを手玉にとって、痛快な勝ち星をどんどん挙げていってほしいです。特に強力打線を看板にする巨人との対戦が楽しみです。やはりなんでも諦めてはいけませんね。にほんブログ村