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カテゴリ:グルメ
津という町は三重県の県庁所在地ではあるものの、四日市・鈴鹿のようにこれといって大きな産業があるわけではなく、伊勢志摩・松阪・伊賀…といった地勢地物にインパクトある土地柄でもない…よそ者から見たら一見奇異に写るその名称(「つ」という日本一短い地名)以外何もない町なんです。でもそれは僕の乏しい知識からくる偏見であることは間違いないと思っていますが… 5年くらい前まで、僕はこの町でバリバリ仕事に熱をあげていた…。いろんな方面の人脈も出来、このまま上昇気流…って思っていたら、…まあハプニングがありまして…まあ、現在に至る…ってとこかな(端折りすぎやろってツッコミはおいといて…笑) 津にいた時に感じたのは、ショボイ町ではある割に、食べる物に関して選択肢の多い町だな…って感想でした。 洋食についても、明治から続く古い歴史を持った店が結構多かったりして…。 1889年に東京で生まれ3代目料理長に天皇の料理番で有名な秋山徳蔵を擁した『東洋軒』も1928年に三重県津市に移ってきて、以来75年間高級食材を使った料理で日本を代表する老舗として運営されているくらいです。 今日はいきなり『東洋軒』というわけにも行かないので、も少し大衆向けではあるものの明治から続く中津軒に行ってきました。 ちゃんとした洋食屋さんに行くのは久しぶりでした。最近洋食系はファミレスばかりだったからね。 ここで食べたのはランチともう1品。 ランチもポークカットレットやハンバーグ、つけ合わせのサラダに至るまで美味しくて、丁寧にこしらえてあるのが充分に判るほどでした。 ランチもさることながら、僕がこの日期待していったのは、もう1品のほう。たぶん、ここでしか味わえない料理です。 『メアベア』 聞いたことありますか 和牛、豚、鶏と野菜を炒め、コクのあるデミグラスソースとからめる料理を言うのだそうで、丹念に裏ごしを繰り返すソースは、創業時から3代に渡って継ぎ足しながら受け継がれてきたものだそうです。 ビーフシチュウのようでありハッシュドビーフのようでもあり、そのどれとも違うような独特の濃厚な味が何とも言えません。 上の半熟卵を突き崩してソースや具と絡めて食べるのですが、とても美味しくご飯・パンどちらにでも合う味だと思いました。 ちなみにメアベアは単品850円のみで、ハヤシライスは650円とお手ごろ価格であったようですから、今度試しに食べ比べてみようと思いました。 サラダパンとかの美味しさもいいけれど、たまにはきちんと仕事したスローフードも食べなきゃダメだね 職場で昼・晩飯を100円前後で浮かせてでも食べにいかなきゃね。 今度は東洋軒にチャレンジしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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