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カテゴリ:眼差し
待ち望んでいらっしゃる方たちにとっては朗報。 そうじゃない方たちにとっては、どうなんでしょう。 期待と不安、何でも光と影がる。いえ、出来てしまう。 新幹線開設で、国土が大きく変貌します。 けれど、待ち望んでおられる方たちが多ければ、開設は進められます。 そして、その変貌のツケがめぐってきたときには、 そのツケは自分たちで引き受けていくことになります。 民主主義って、そういうものですものね。 開発されることで街の活性化と経済発展を期待するとき、 新幹線に関して言えば、その停車駅になる町と通過点となってしまう町では、 大きな差ができてしまいます。新幹線の通過駅になってしまったために、 昔日の繁栄が嘘のようになくなって地盤沈下した町、 セピア色の町になってしまって財政難で苦しんでる町もあります。 そうした町は、地盤沈下するままに任せるか、 新興の大きな自治体と合併しちゃえばいいのでしょうか。 開発されることが決まった大阪ー鹿児島間の新幹線。 JRは、航空会社との競争に果敢に挑もうとしているようですが、 新幹線の停車駅になる自治体もそうじゃない自治体も、 今後の街づくりでは、そうした先例たる自治体と交流を図りながら、 大いに知恵を絞ってもらいたいなあと。 ディべロッパー企業任せ、その場任せでの開発を進めると、郊外に住宅地がどんどん開発され、瀟洒な住宅がどんどん建てられるけれど、 住宅はあれど、 人口は増せど、 その増えた住民がどんな暮らしとなるかというと、 日々の生活物資を買い物するところがない、 子供らちが通える幼稚園や学校がない。 小児科も歯科も外科もないし、総合病院もない。 なぜって、それらは、皆後で作られるから----それまで最低10年かも。 人口が増えた分、車で道路は常に渋滞し、 地下鉄建設が叫ばれて地下鉄建設が始まっても、 駅に駐車スペースがないために結局赤字になるだけの地下鉄を作ることになったり、 市民の憩いの場であったところも、 市の象徴で財産でもあった樹齢数十年の街路樹も、 開設される駅の建設上、邪魔だという理由でバンバン伐採されることになったり、 そういうことになるかもしれませんよ。 それにしても--- 新幹線って、外から眺める分にはかっこいいと子供たちは喜ぶけれど、 乗っている時間って、本当にツマラナイですよね。 車内サーヴィスはイマイチだし、料金は安くならないし---- 旅行するときなど、停車してほしいところに駅はないし、 降りて在来線に乗り換えることになるのは必須になるけれど、 接続が中途半端で、 たいてい駅の構内やホームただ待つことになるし---。 こうしたところ、 いったい、いつ改善されるのでしょう。 多くの乗車客は、忍耐して利用しているんじゃないかしら---- 新規開発よりも、 視点を変えて、サーヴィスの充実と向上に努めてもらえないかと。 そして遠距離間は、航空会社と競争するよりも 提携して≪棲み分け≫というわけにはいかないのかしら---- ←よろしければ、ポチッとクリックしてくださいね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 18, 2007 10:42:29 AM
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