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 月光院璋子の日記  beside you

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Ms gekkouinn

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Oct 19, 2007
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カテゴリ:眼差し
ああ、赤福 1

アカフクの食品表示偽造といった報が飛び込んできたとき、
ピンとこなかったわたくし。

akahuku
アカフク 
あかふく 

って、

赤福? えっ、赤福!?

赤福って、赤福?
あの赤福がァ----?!



ああ、赤福 2
(伊勢神宮参拝の橋の手前左の一角にある赤福本店の、看板----)


この店内での清潔感、
初めて目にしたときは感動さえ覚えたほど。
伝統を守り伝えていくというのは、なまじっかな姿勢ではだめなのだということを、
知らされたような緊張感さえありました。

赤福餅の餡の意匠、
清流五十鈴川を意匠したというあの意匠の形に餡を整えるには、3年かかるという。
入社したての新人にこの赤福餅は握れず握らせないという。

その厳しかった伝統保持の姿を、
いったい、いつ、どこで、なくしてしまったのか。

ああ、赤福 3
(本店の店内にあります----)

創業300年を見守ってきたこの釜が、
伝統を保持しお客様に愛されてきた赤福餅を見守ってきたこの釜が、
ああ、泣いている。

伊勢神宮に参拝した後に、
わたくしもここで赤福餅をいただいたものでした。

ああ、赤福 4

本当に美味しかった---

赤福餅は、お伊勢さんと庶民が呼んだ伊勢参りの文化と歴史とともに存在し、
昔も今も続いているように今後も続いていくのだと何の疑いもなく思い、
口の中で溶ける餡と喉をゆっくり通っていくふくよかな餅を、
ここ本店でしみじみ味わったものでした。

ああ、赤福 5

お土産としていただいて初めて口にしたこの赤福餅。
以来、伊勢志摩を訪れるたび、仕事で名古屋に行くたび、
買ってきては食したものです。
これを買わないと、
なんだか忘れ物をしたような気持ちになったから。

ああ、赤福 6

我が家に見えた方たちとのお茶の時間、
どれほどこの赤福餅が出され、喜ばれてきたことか。
甘いものをあまり好まず食べなかった小さな息子も、
この赤福餅だけは、
喜んで口にしたものです。


赤福 浜田典保社長.jpg

それが、どうして、
こんなふうに謝罪をしなければいけなくなったのか。

事の全容はいまだ分かってはいない状態ですけれど、
赤福に対して下された無期限営業停止といった処分は、
経営陣や従業員の方たちばかりではなく、重い衝撃でした。

赤福餅がお好きな方たちも、同じお気持ちなのでは---

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委細は、いまだよく分かりませんが、
報道の中で気になったこと、
賞味期限表示と消費期限表示のこと、
JAS(日本農林規格法)と食品衛生法のこと、そして農水省と厚生労働省という二つの所轄官庁の縦割り行政のこと、この機会に考えてみたいと思います。
製造日と冷凍保存した日と解答した日を皆明記すればよかったものを、なぜ正直に誠実に表記できなかったのか----

今回のことは内部告発とのこと。
もし赤福が、上記の二つにまたがる所轄監督官庁問題の、その間隙を縫って今回の不祥事を意図的に行ってきたのだとしたら、あまりに道を誤ったことをやってしまってたことになる。
傷ついた信頼は傷つけた信頼同様、あまりに重い。
その重さは、創業300年という伝統を守り育てていた日本を代表する和菓子の老舗が背負ってきたはずの重さであり、これあら背負っていくことになる責任の重さと同じもの。そのはず----です。





【お知らせ】今日の日記にアップした画像は、ネット上からお借りしました。








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Last updated  Oct 19, 2007 11:56:19 PM
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