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 月光院璋子の日記  beside you

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Ms gekkouinn

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Nov 15, 2007
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カテゴリ:眼差し
眼下の黄葉 2.jpg
(眼下の黄葉---自然は、もうすっかり晩秋突入モードですね)

昨日、昼のニュースをCSで流していたら、
バイオニック・アームを装着された方が画面に現れ、
最近のバイオニック・アームの状況の報道がありました。
思わず、

「ああ、ここまで進歩したのか」

と目を見張り感無量の思いになったわたくし。

バイオニック・アーム、
ご存知の方もおられましょうけれど、
わたくしは、漠然としたイメージでしか知りませんでした。

装着した義手や義足を、「こう動かそう、動かしたい」と思った瞬間、
脳からそう命令された電気信号がバイオニックアームに瞬時に伝わり、
その結果、これまでの義手や義足と違って自由に、本来の機能に近い形で
動かすことができるようになるというイメージです。

事故や病気で身体の一部を切断手術しなければならなくなった方たちの、
その失われた部分の、いわば義肢となるもので、
義足や義手も技術も随分改良されたというお話は伺っておりましたけれど、
健常者といわれるわたくしたちが手や足を動かすときのように、
訓練次第で「普通に」近い感覚で手や足を動かすことができると、TV画面の向こうでバイオニック・アームを装着した男性は目を細めて語っておられました。本来の機能と変わらないくらいに動くと。

技術的なこと、医療上の詳しいことは分からないわたくしながら、
バイオ技術がそういう形で貢献できるところまで進んでいることに、感銘を覚えました。
映画の話ではなくリアルな現実なんですから、こうした研究に従事してこられている方たちには頭が下がります。

まだ世界でも数名の方に装着されているだけということなので、
きっと費用も相当にかかるのでしょう。
個別の解決しなければならないような医学上の問題も多々あるようですが、
いずれ多くの方たちが、この最新科学の恩恵に浴せる日がくるように心から期したいと思いました。


実家によくお見えになられた方で、
事故で両腕を切断手術で失くされた方がいらっしゃいました。
その方が画家だということを知ったのは、かなり後年でしたけれど、
いつも奥様が傍についていらっしゃる姿が、とても印象に残っています。
奥様は、その方の言う色を絵の具で作れるようになるまで、
随分時間がかかったとのことでした。
絵筆を口にくわえて絵を描かれるご主人を、
最期まで支えられたそうです。
その奥様が墓参にお見えになったとき、親からそのご苦労を聞かされ、
胸に迫るものがありました。


バイオニック・アームというのは、
まだまだ多くの方にとって夢のようにおいそれと手の届くものではないけれど、
それを一日も早く可能にするのが、政治というもの。

もし、このブログを、
そうした立場におられる方が読まれたなら、
どうか、ご尽力いただきたいと思います。
道のりは遠くとも、一歩一歩進んでいけば、いつか必ず目的地にたどり着くように、
こうした先進技術の恩恵に多くの人が浴せるように。


イラク戦争で使われているお金が100兆円に迫るそうです。
人が殺しあうことにお金が使われている世界の現実---

そのお金を、なぜ、
こうしたことに使ってくれないのか。

子供の頃からのそうした思いを、

いかに経済を学ぼうとも、
いかに国際政治を学ぼうとも、
いかに歴史を学ぼうとも、
いかに人間と人間社会というものを学ぼうとも、

そうした思いを消せない無力なわたくし---


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Last updated  Nov 15, 2007 03:26:49 AM
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