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カテゴリ:眼差し
昨日は、亡くなった女友達のお誕生日。
去年の日記を読み返してみました。 生きていて下さったら、 この11月末で幾つになられるかしらと 毎年亡くなった友人の歳を数えるわたくし----- 射手座生まれの女だから勝手気ままなのよ と自称していらした生前の彼女。 射手座は、崇高な理想に対して純粋な情熱を傾けるのだと そのたび付加させていただいたものだったけれど、 大正生まれのモダンガールでした。 わたくしの祖母と変わらないお歳ながら、 どちらが年上か分からないと よくそう言って笑っていらしたあなた---- 昨夕、そんな彼女との日々を偲ぶために、 カサブランカを買いに出かけました。 遅い時間になっていたので、カサブランカは売り切れていて、 代わりにこのユリを買ってきました。 今年は雨とはなりませんでしたから、 涙雨のことは思わなかったけれど、 小春日和となったので、 別のことを思い出しました。 「寒いのと暑いのはどっちも苦手」 幾度、聞いたことか。 昨日は、暑かったので、 日中、外に出られなかったわたくしなれど、 今日の早朝、 空は一転して、 幾重にも重なった雲が空一面に広がっていました。 雲が晴れれば、今日も出かけられないけれど、 曇れば、紅葉を見に散策できそうです。 昼近くに眺めてみたら、 雲は晴れず、 青空を隠し幾重にも重なって広がるこの雲の様子が まるで、 彼女の人生のように感じられました。 そう、 輝きを映す雲が、 時代を超えて個性の光を放って生ききった彼女の 90年に及ぶ人生のようです。 祝い延ばしがお好きだったから、 今日、お伝えしますね。 Kさん、 お誕生日オメデトウございます♪ そう言えない寂しさ---- これからも、毎年味わう寂しさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 29, 2007 03:12:17 PM
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