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 月光院璋子の日記  beside you

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Ms gekkouinn

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Dec 10, 2007
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カテゴリ:眼差し
シクラメン 2.jpg

あっという間に1週間が過ぎ、また新たな週が始まりました。
そうやってあと3週もめぐれば、
今年も終わりですね。

ブログの移転先も決まらぬまま、
PCから離れた数日間を送ってきました。
来訪者が多かったせいもあり、夜は夜でパソコンを開く気になれないまま映画三昧となった数日間でしたけれど、そんな中で頂戴していたコメントやメールを拝見し、わずか数日間のことが幾週間にも感じられてしまいました。

ここで、愛猫の写真をアップしたいところですが、
もう収蔵画像がアップアップなので、
上の画像一枚でお許しくださいね。
愛猫の写真は、転居先のお知らせのときに
アップさせていただきますゆえ。


昨日は上映中の映画を2本、
『椿三十郎』と『べオウルフ』を観て参りました。
上映中なのでネタバレとなるような感想はマズイけれど、
そうじゃない感想ならOKかしら。

まず『べオウルフ』、
あの『300』の第二弾とよべる映画となっていたなら、
個人的に今年の映画の収穫は大きかったわと思えたのですけれど、
残念ながら内容的にかなり不満が残る映画でした。
内容的に不満が残ったせいか、CGを駆使した臨場感たっぷりの映像もかえって虚しく感じられたほど。もともとファンタジー映画にはあまり興味がないということもあるのかもしれませんね。

どうも英雄伝説に題材を求めた映画って、オペラと違ってファンタジー止まり。ファンタジー以上でも以下でもないとしか言いようがないものが多い気がします。旬な女優アンジェリーナ・ジョリーが出ているシーンをCMで繰り返し流しても、この映画もそうした列に加わりそうです。惜しむらくはせっかく名優アンソニー・ホプキンスが出演しているのに、彼の良さをCGで台無しにしていること。あの合成された肉体には吐き気がしちゃったわたくし。違うだろーって。(ーー;)
英雄伝説の時代の終焉にキリスト教を絡ませる意図も、キリスト教の存在とその普及が暗喩どまりだったせいで分かりにくかった。

けれど、『椿三十郎』、こちらは面白かったですね♪
森田芳光監督って、いまおいくつになられたのかしら。
黒沢監督の『椿三十郎』とまったく台詞が同じなのでびっくり!
そうしたら、なんと脚本が同じだったのですね。

昔加山雄三が演じたバカ侍、じゃなくて若侍を、
今回はあのL(エル)を演じた松山ケンイチが演じていましたが、
なかなか新鮮でしたし、
仲代達也が演じた役を豊悦が演じていてこれも悪くなかった。が、
やっぱり織田裕二が良かった。台詞回しではかなり三船敏郎を意識しているかなァと感じられましたけれど、見ているうちに織田裕二の椿三十郎の魅力に引き込まれてしまったなァという感じがいたします。

そもそも山本周五郎がイメージした椿三十郎の性格って、
三船が演じて見せたそれよりも
織田裕二の演じた椿三十郎の方に近いかも。
無頼の影に隠れてしまいがちですが、
明るい気質---って、椿三十郎の気質でもあり、
三船にはない気質だから。

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娘が「コップ13」のレポート作成(←学校の宿題)で
昨夜は遅くまで頑張っていたようですが、
そんなレポートよりも、
観て来た映画の感想文の方が、
よほど有用かもしれないなあ----
と一人思ったわたくし。

地球の未来は、いまの大人たちにではなく、
もはやいまの子供たちに託されてしまっているけれど、
だから、地球の環境汚染改善のための二酸化炭素排出の削減を決める会議のレポートも重要だけれど、けれど---、きっといまの子供たちも大人になったとき、車選びをするときに、どの車がかっこいいか、どの車が人気があり、どの車にすれば異性にもてるかって考えるのだとしたら、地球の環境問題など間違いなく、次の世代の子供たちに先送りされるのだろうとしか思えないわたくし。

お隣の世界最大の人口を有する国も、
そのまたお隣の人口数の多いお国も
「地球の環境」などを考えるより
自国の民を食べさせるための成長が大事と言明していて、

お金と政治思想と宗教理想のためになら
軍隊を地球の裏側まで派遣する国も、
地球の環境や命の問題を解決するために自国がその垂範を示すのは理不尽だと思っているし、無駄と豊かさが運命共同体のような生活を送る自国民を説得する気などさらさら無いし、

そうした国に依存して自国の安全を保障してもらっている国も、
地球全体のことなどそもそも考える資格がるのかどうか。
小さな島国で同じ言葉を国語として話すほぼ同一民族だというのに、
その国民の健康への責任を負っているはずの省庁が、
薬害を看過しその拡大を放置し、
法律論を盾にして責任も負わないことが許されている。
そんな国に、地球の環境や人類の命を考える資格など、そもそもあろうはずがない。能力がある分、惜しいこと限りないけれど。
保身で肥え太った大人ほど、腐臭を放つものはないけれど、
嗅覚がおかしい人間が増えてくれば、その腐臭もわからない。
求められているのはコップ13よりは、
ゴルゴ13かもしれない。

いまだ「環境問題」は選挙用の項目から脱することが出来ず、またそれをわたくしたちは許している。「環境問題に全力で取り組みます」といった言辞を弄する輩が徒歩や電車では移動せず高級車で移動することに憧れて、上を見て周りを見て右往左往している。それも、わたくしたちは許している。きっと、改革が待ったなしで本当に求められている時代ではないのでしょう。

真にそうした時代なら---
時代は、多くの多くの犠牲を求めるし、わたくしたちはそれを拒むことはきっと出来ない。そうなって初めて、時代が求めるリーダーや改革者たちが世に出てくると歴史は教えてくれている。そして、そうした人物というのはその時代の既得権益集団や富裕階級からは出てこず、主流派からも生まれてはこない。彼らは、大きな大きな犠牲を払いながら、やがて時代が求める力を発揮してくれる(かもしれない)と、歴史でわたくしたちは学んだけれど、忘れている。国が何をしてくれるかではなく、わたくしたちが国に対して何が出来るかを考えようというあの有名な感動的な演説も忘却の彼方で、とうとうこの国には根付かなかったし。


ちなみに、
この時代の主流派って何かしら。


この国の既得権益集団や富裕層のみならず、
世界の既得権益集団や富裕層ってどういった集団か、
どういった人たちかイメージしてみれば分かる。
そう、皆が○○セレブと称して憧れている人たちだったりする。

けれど、そうした集団や階層からは、
真に時代が欲する改革者やリーダーは出てこないということなら、
世界レベルで見れば、日本という国は薬害C型肝炎をめぐる国と国民の対応を持ち出すまでもなく、ハナから地球環境と命を守るリーダーとは無縁です。


けれど、大きな大きな犠牲を払わされることに関しては、
富裕層もそうじゃない庶民も、
また北半球も南半球も、
開発途上国も先進国も等しく同じだということ、
わたくしたちの子供世代、孫世代になれば、
そのくらいは皆分かるようになっているかもしれない。
そのころには、水だけじゃなく空気も
酸素の濃度や安全性に応じて買う対象になっているかも。


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そのような時代を生き抜いていく力を身につけるために、
だから、娘には、「コップ13」のレポートよりは、
映画を観て感じた感想文を書いて欲しかったなあ----

だって、『椿三十郎』のラストに娘は緊張し、
観終えてからも感動が続いていた様子だったので、
その感動の中身を文章にする努力の方が
きっと何倍も娘の成長にはプラスになったはずだもの。

そう、生き抜いていくためには
どういう力を身につけなければいけないか、
この娯楽映画は平成生まれの娘にも
教えてくれたかもしれないから。










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Last updated  Dec 13, 2007 12:14:45 AM
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