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カテゴリ:心の天気模様
今日は「支援研究会」の第一回講演会に行ってきました。
支援研究の第一人者である舘岡康雄博士、日本のCSの権威といわれている顧客ロイアリティ協会の佐藤知恭会長、組織研究の渡辺茂一郎先生の3人の方々のお話が聞けました。また、講演後の懇親会では直接それぞれの先生ともお話ができ、とても勉強になりました。 佐藤先生はご高齢ですが、大変迫力があり、メリハリのある力強い話し方でオドロキでした。先生の著書は「顧客満足ってなぁに?」の時代からずっと読んでいたので、直接お話が聞けて嬉しかった。 舘岡康雄博士は自動車メーカーの研究室の方ですが、モノづくりの立場から「支援」という考えが生まれてきたことをお話下さり、非常に興味深いお話でした。 「支援」と「管理」の本質的な違い:「管理」は自分から出発して相手を変える行動様式。「支援」は相手から出発して自分を変える行動様式。 私の印象に残ったのは「支援」は「してあげる能力」と「して貰う能力」のキャッチボールが行なわれること。そしてそこには「心の変化」が伴うこと。支援しないと管理に戻るだけ。理論の中にふと入る「心」に大変人間味を感じました。支援をしてあげたくなる人、してあげたくならない人・・・ そう考えると、どちらも「能力」です。 20世紀は物・組織・管理の時代、21世紀は心、人、支援の時代。大変興味を持ったので引き続き勉強をしようと思います。 渡辺茂一郎先生は「支援と組織の変容」についてお話下さいました。短い時間でしたが、支援という考え方にシフトしたきっかけやビジョンに向かうためのシステム構築についてご自信の体験を伝えてくださり、「支援」の考え方を理解することが容易になりました。 新車を一台開発するために要する期間は昔は30ヶ月。その期間を10ヶ月を切るというミッションから生まれた「支援」という考え方。モノを作っているのは人。やはり「人」に戻ってくるんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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