ローリング・ストーンズ紙ジャケたち
この頃のストーンズって、アメリカ南部のブルースアルバムみたい。ブールスには野宿とか放浪が合う。アメリカの野宿野郎は、移動のために貨物列車を使用したりしている。そんな野宿野郎の日常を歌うブルースは、リズムが列車のスピード感をかもし出している。先日、日曜の朝、NHK教育テレビのスーパーピアノレッスンをみていたら、有名なピアノの演奏家が生徒にフレーズに感情をこめることを説明していた。そのインプットがあって、 その翌朝、通勤電車で、THE ROLLING STONES, NOW のLittle Red Roosterを聞いていたら、ギターのフレーズが、犬の遠吠えや、吠え声に聞こえてきた。特に、1分15秒のギターが怪しい奴に吠えてる犬そのもの。 吠える犬から、萩原朔太郎の『月に吠える』を思い出した。“月に吠える犬は、自分の影に怪しみ恐れて吠えるのである。”かなり、病的だけど、それが良く分かる自分がいた。 大人になると若い頃詰め込んだ様々なものが、ちょっとした、引き金で引き出される。昨日も、夜中に焚き火をしてしまった。