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テーマ:いまさら、ビートルズ。(617)
カテゴリ:音楽
ビートルズは食わず嫌いなところがあって、すべての曲を聴いたのは、去年の冬でした。 うちのおやじが、彼らに言った「くそ生意気な奴ら」というコメントが一番の聴かなかった影響で、アンソロジーのDVDを見ると、日本来日のジョンのコメントあたりが、確かに生意気に見える。 その来日テレビのおやじの印象が、間接的に息子のぼくに長く影響してしまったのかなと思ったりしてる。 聴かなかった他の影響は、彼らは、人生を知ったかぶりで、偉そうに歌っているとか、ストロベリーフォーエバーのイチゴは、腕の注射のあとがイチゴに見えることから、あれはドラッグソングで、彼らの歌はよくないとか、様々な人からの意見がぼくをビートルズから遠ざけていた。 中山康樹さんの「全てを聴く」シリーズのビートルズを読み、 つながれたブラックバードとイエスタデイはポールのギーターだけで録音され、どちらも他のメンバーは係っていない曲だ。 2曲をつないだ部分は、ロウポジションのGコードフォームの響きが重なっている。
原曲のブラックバードはKEY G イエスタディはKEY F だからおそらくテープの回転を変えてつなげている。 ややっこしい話だが、イエスタデイは、LOW G コードフォームでスタートしてる。 Fのバレーコードではあの響きが出ない。 ギター全体を半音下げてチューニングしてLOW Gコードフォームを押さえるとCD通りの響きと、あのベースランニングが出来る。 ポールがなぜそうやって、KEY F でイエスタディを録音したのかは謎。
ポールはもともとギタリストで、ジョンに珍しいコードを教えていたりした。 ポールのギターセンスはベース以上にお洒落だと思う。
ブラックバードは常に3弦G音を爪弾きながら弾いていく。 ドローンもしくはペダルトーンとしていつも鳴る。 そのことが、結局、鳥は、飛べなかったんじゃないかという印象をもたらす。(もしかしたら傷がいえるのを待っているのかもしれない。)
ポールもすごいが、今回のCDで気づかされるのが、改めて、ジョンの歌唱力。 音がはっきりしていて、ジョンの歌声にしびれてしまった。 今日はジョンの命日。 忘れません。 ジョンの歌声は頭に響いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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