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カテゴリ:日々の読書(コミックス)
倉敷の女子高生(時々男子高生)の等身大の日常を描いた、倉敷ご当地漫画、「めくりめくる」(拓:ワニブックス)の第2巻。ちょっと前に、仕事で倉敷を訪れた際に、この作品とタイアップした観光ポスターが貼ってあるのを目にした。ネットでも、「聖地巡礼」と銘打った作品に登場した場所を訪れたという報告も目にするので、話題性は十分というところだろう。 この作品で扱われているのは、ちょっとした恋愛の悩みだとか友情の話だとかいったようなもの。好きな先輩ともっと近づきたいのに、なかなかうまくいかないとか、友達と一緒に進級したいとか、クラスが分かれても友達でいようねといったようなこととか、些細だが、ちょっと微笑ましいような話ばかりである。決して、大きな事件なんて言うのは起こらない。 さわやかで、可愛らしくって、今時本当にこんな女子校生っているのだろうかと思いながらも、どんどんと作品の魅力に引き込まれていく。本当にほっとするような読後感の作品だ。 ただ、残念なことに、明らかに倉敷だと分かるのは、表紙の美観地区と、最終話で出てくる鶴形山公園位だった。他にもひっそりと、倉敷の風景が出てきているのだろうがマニアでないと分からない。できれば、倉敷らしい見どころをもっと紹介して欲しかった。 ※本記事は、「本の宇宙」と同時掲載です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 24, 2011 08:29:22 AM
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