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私は高校受験のとき理科の電流の計算問題で間違えた。
それほど複雑ではない「オームの法則」だったように思う。 失点はその問いだけだったが、 得意の理科での失点であり、結構ショックだった記憶がある。 まあ数学では何問も落としていたのだが、 何故か理科の失敗が悔しかった。 もう40年以上前の話だ。 今生徒たちを指導しながら、私は計算ミスに気を付けろと吼えている。 公式を知り何度も練習をしてきたのに、いざ本番でミスをしてしまう。 これほど悔しいことはない。 だからどうしたらミスを阻止できるかというヒントも、 機会があれば常に伝えるようにしている。 計算ミスは割り算に多い。 先のオームの法則も割り算だった。 中学理科には「密度」「%濃度」「平均の速さ」「湿度」「圧力」「仕事率」など、 割り算で解法していく計算題が多い。 「7÷0.52」を計算するとき、正直にそのまま筆算する生徒がいるが、 私はいつも「割り算は小数を整数に替えてから計算せよ」と指導している。 「7÷0.52」は左右を100倍して「700÷52」としてから筆算する。 そうすることで小数の桁がズレて失点することが防げる。 その手法は掛け算でも使える。 「2500×0.18」なら左を×100分の1、右を×100にし、 「25×18」にしてから筆算すればいい。 また、割り算の場合は、公式に当てはめると分数で表せるので、 分数をできるだけ計算しやすい数や区切りのいい数に変えてあげるのがコツだ。 それができれば暗算で答えが導き出せる。 40数年前。 オームの法則の失敗は多分桁がズレた計算ミスだったのだろう。 これから受験を迎える生徒たちにはミスして欲しくはない。 だから割り算を解くときには注意喚起と同時に、 解く上でのヒントをぶつけている。 ちゃんと聞いてくれているだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.21 13:31:58
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