中央線ラーメン記

ここが変だよ西荻窪。

で、西荻は変な町だ。
昼間から駅前の道にはテーブルと日よけが差され、
火鉢が置かれ焼酎でいっぱいやってる店が出る。
もうひとつ奥のわき道には昼の１時を過ぎたというのに
ちいさな軒先ラーメン屋にサラリーマンの列。

「はつね＠西荻」



ラーメン６００円、店主は本業が坊主といったいでたちで、
でもおそらく坊主ではないんだろう。
西荻なら翔丸でつけめんだ、とちょっと前に某氏から聞いていたのだが、
このブログのコメントに写真撮れなさそうみたいなことが書かれており、
それなら是非店主の目の前でチャレンジジョイ！と思っていたら定休日。
「西荻なんて美味いラーメン屋は片手で数えるほど」
でもそれがどこかはわからない。
ちょうど目の前で列を作っているお店があったので
列が消えるころに食べに行ってみた。
具にチクワ。さやいんげん。
ウッワー、ハズレくさ！と思っていたら意外や意外、
さっぱりとしたしょうゆ味でとても美味い。
なによりチャーシューが驚く美味さ。チャーシュー麺にすればよかった！！
なんというのか、もちもちとしたチャーシュー、これに尽きる。
お店の中はカウンターしかなく、道の角にある家をそのまま無理やり
お店にしたようなつくりなのでカウンターにさえ８人ほどしか座れない。
ハデなオバチャンが「アタシこの店に２０年は通っているわよ先代から」
と言っておられたので地元密着のふるきよきお店なのだろう。
カメラを手にした私をもうひとりの常連おばちゃんが見て不思議そうな顔をしたので
おばちゃんの顔を見てニコと笑うとつられて笑った。



この「はつね」のある通りは変なお店が多い。ミニ飲み屋通りというのか、
ドアをあけはなち、道端にイスやテーブルを置きお客が飲む。
店によっては席が一席しかないお店もあった。
写真の道の奥のほうで列を組んでいるのがはつね。



ハンサム食堂（飲み屋）の入り口に貼られたもの。
なにがどうすればそうなるのかと問いたい。
ここが変だよ西荻窪。