父親が治療室に到着すると医師はレントゲン写真をもってきた。
「ご両親がお揃いになったのでお話します」
その時、なぜか和夫も身を乗りだしてきた。
陽子の母は他人が話を聞く事に不快だったが
医師の説明がこれ以上遅くなるのは
耐えられないと無視することにした。
和夫は身を乗りだして話しに加わっていたが、
顧問の羽田はなぜかその場所にはいなかった。
この羽田は顧問といっても名ばかりであまりクラブの活動には参加していなかった。
今日も活動に参加せず学校にいたので病院から呼ばれたのだった。
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Last updated
2006年10月17日 07時20分16秒
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