昨日は自分の書斎を午前4時まで整理していた。
あまりにも本が雑然と並んでいるのに、業を煮やしたのである。
書庫の整理は、これがやりだすと止まらない。
雑事に無頓着な私だが、本をジャンル別に分けたりするのが殊に楽しいのである。
しかも、単に整理にとどまらず、当然のように頁を開いて脱線してしまうから、始末に終えない。
書棚を見れば、頓挫にその人物が知れようというものである。
どのような本をどのような配列でおいてあるか、ここにその人の内面が浮き彫りにされる気がしてならない。
というのは枕噺である。
というわけで、遅くに床についた。生放送で見てもよかったが、そうなるとほぼ寝ずに仕事にいかねばならないので、ビデオに取って朝観ることにした。
バルセロナVSチェルシーである。
朝8時くらいから、仕度をしながら試合を観たが、頗る眠い。
気づくと意識を失っている。
何時の間にか、チャビとかジュリ。Jコール、カルーが試合に出てる。記憶にない、といった次第だ。
開始早々デコの目の覚めるようなミドルシュート。
このころはまだ目の開いていた私は、「あ、撃つな」と思った。
しかし、よもやあれほど綺麗に入るとは思わなかった。
いくら調子が悪いとはいえ、ここはカンプ・ノウだから、と思っていたが、やはりバルサらしくない試合展開だ。私が知っている、私が愛するバルサのパスワークは本当に美しく、この世のものとは思えないほどだ。まるでコートに大きな蓮の華が咲いたかのように、美しく描かれる。
しかし、今シーズンはそのようなゲームにはいまだお目に懸かっていない。
やはりロナウジーニョに元気がない。グジョンセンへのラストパスは見事だったが、DFをかわしたのはこの一度きり。仕替けたドリブルはすべて奪われていた。突破力に陰りが見える。国内リーグでは少しずつ復調を見せていると聞いているので期待はしているが。
しかし、結局ロスタイムにドログバにゴールを許すなど、聊か不甲斐ないのではないか。DF陣は皆手を上げて、オフサイドアピールをしている間に、やられてしまった。あの場所にいたテリーには拍手を送りたいが、きっちり決めるドログバはお見事。私は、彼が現在では欧州最高峰のFWの一人であると確信している。
バルサにおいては、やはり驕りというか油断があるとまでは言わないものの、気合いが抜けた雰囲気が見られるような気がして成らない。たかだか一度欧州制覇したくらいで、満足しきってしまっているのではないか。我武者羅に何かを勝ち取ろうという意欲が希薄といわざるを得ない。そうでなければ、ホームゲームのロスタイムにあのようなかたちで無様に同点に追いつかれたりはしない。
ブレーメンがレフスキ・ソフィアに3-0で完勝したため、バルサはグループ3位に転落。いっておくがブレーメンはかなり強い。国内でもバイエルンを抜いて現在トップに立っている。
バルセロナは、グループリーグで敗退する可能性がある。バルセロナにとって、それが良いことなのか悪いことなのか。。。
私は知らない。
六輝=先勝 九星=三碧木星 中段十二直=成 二十八宿=参 旧暦九月十一日