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2009/08/31
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カテゴリ:いじめ
「仕方ないじゃない。あんなことがあったんだから」

生徒たちのめんどくさそうなため息まじりの言葉。
数日前に自殺したクラスメート知子のことだ。

そして、その言葉を吐いていたのは、
加害者グループの首謀格。
自分が手をかけておきながら、他人ごとのような言い草。

彼女たち5人は、知子を女子トイレで裸にし、携帯で写真を撮り、
言うことをきかなければ写真をバラまくと脅す。
そして、知子を働かせては、金をまきあげ、遊びほうける。

それはもうヤクザまがいだけれど、
実際、当たり前のように起こっているだろう、いまの日本では。
ニュースで耳にするのは氷山の一角だから、
現実はどれほどかとゾッとする。

子どもが異常なら、親も和をかけて異常。
自殺の遺書とも言える手紙を、隠蔽するよう圧力をかける保護者たち。
「ぜったいいじめがあったと言い切れるのか」
「もし違っていたら学校の責任だ。子ども達が傷ついたら、どうしてくれる!」と
学校に詰め寄る。

あげくに、その手紙をやぶいて食べ、隠滅。
子どもから事情を聞いて謝罪しようとする保護者を、罵倒して土下座させる。

「子どもを守る」「愛情」などと、
ただのエゴをきれいな言葉でとりつくろう。
親たちの開き直りが、延々と繰り広げられる。


実際、うちが対峙したいじめ加害者(農水省のノンキャリ役人と看護婦)も、
そっくりだった。
加害者は、親子そろって、まともな人間性や良心なんてない(というより、
「そんなことしてたら競争に負ける」とか言ってる)精神異常者だった。
いじめは、わざとやっていた。

当然、反省なんて、かけらもない。

だから、加害者たちの厚顔無恥な開き直りの実態は、
かなり現実的だと思った。


しかし。終演後の生徒インタビューで、
「家族の愛さえあれば、正悪はない!」とか言い放っていて、
唖然とした。

そんな親はダメだ!って、芝居なんじゃないの?

たぶん、役を演じるのが楽しいだけで、
作品に対する理解力がないのだろう。

しかし、まずいのは、それに拍手した会場の一部だ。
遠く青森から来た学生たちだから大目に見てあげればいいじゃないかという気持ちなのだろうが、
拍手をしちゃいかんよ。

ダメなことはダメだと教えないと。

万引きをした子どもに、
「まだ何もわからない子どもだから」とか、あれこれ言って、
なかったことにしようとする大人たちのごまかしが、
甘えを増長し、次の犯罪へのハードルを下げる。
いじめの構造と同じだ。
おとなたちがよってたかって、
犯罪をごまかし、なかったことにするから、
どんどんエスカレートし、
ターゲットが落ちる(転校か自殺する)までのゲームになっちゃう。

若いからこそ、ちゃんと「それはダメだ」と教えなくちゃいけない。


なにも、厳罰で当たれというのではない。
ちゃんと反省すべきだということ。
発言をした彼女も、そばにいてフォローしなかった演出も、
会場の甘やかし、ちやほやと内輪ウケで拍手する大人たちも、
みんな間違っている。


若いからというだけで、
意味なく持ち上げるのも、バカバカしいことだ。
日本は子どもや20才そこそこを頂点みたいに思うお子ちゃま文化。

ヨーロッパ社会からすれば、進じられない。
人生の経験から得た深い感性と、厚みが自分の芯にある。
だから、間違った発言に、拍手なんかしない。
若い失敗には、自分たちの姿勢を見せることで、新しい目標を感じさせる。
まだまだ自分たちはわかっていなかったと。
もっと自分を高めなくてはいけないと。

このインタビューに出たキミたちは、5年後か、10年後か、もっと後か、
人生で痛い思いをするようになって、
自分たちがどんな恥ずかしいことを言ったり、してしまったか、
思い出すだろう。

できれば、もっと感性を磨いてほしい。

舞い上がって、愛をふりまわせば全て許されるという
思い上がりや口実は、ずるい者がすることだ。

会場から、「いまのは間違いだったよね」と問い直してくださった年配女性の言葉を聞いて、
ハッと気づくだけの感性が育っていなかったことに、
いつか恥じることだろう。

演劇をやる人間が、そんなことでは、いい作品は作れないよ。

しかしまぁ、作者の方はもちろん分かってらっしゃるのでしょう。

幕切れのシーンも重い。
「ごめーん、知子」と無反省な、加害者3人の言葉。
たたられると困るから、勝手に成仏してね。という口ぶりがすごい。
だけど、これも事実なんだろうなぁ、悲しいかな今の日本は。

作品作りの参考にされたのは、「親の顔が見たい」という本だそうです。

もしお時間あったら、直接ご覧になってみてください。
今日のお昼 午後12:16~18:00
NHK BS2「青春舞台2009」の中で、この舞台を観ることができます。

http://www.nhk.or.jp/seishunbutai/school_aomori.html

以下、NHKサイトより。
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「ともことサマーキャンプ」
作:畑澤 聖悟

クラスメイトのともこが自殺し、遺書ともとれる手紙が担任の元に届く。
その手紙には、5人のクラスメイトの名前が記されていた。
5人の親が呼ばれ、いじめの事情聴取が始まる。
いじめはあったのか、事実を公表すべきなのか。
それぞれの思惑が絡みあい、ぶつかりあう。

生徒とその親を、同一人物が演じるという大胆な演出で、演劇ならではの場面転換を行った野心作。えぐりだされた本音が、見る人の心に深く刻まれる。
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いじめの心のキズ、一緒にとかしていきましょう。
◆9月5日(土)心と自分を大切にするエクササイズ
~トラウマ解凍ワーク

詳細はこちら
http://blog.goo.ne.jp/momose1000





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Last updated  2009/08/31 01:51:16 AM


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