「むとう」は桜通りを一本野毛大通り寄りに入った所にある居酒屋。小さな窓にあしらった竹が家屋の生垣を思わせる。扉を開けると黒を基調にした店内。落ち着いた雰囲気だが、どこか懐かしく温かみが感じられる。カウンター5席とテーブル4席。お互いが気にならないゆったりとしたスペースを確保している。まずは生ビールで喉を潤す。あらかじめ量を食べないことを伝えて、おまかせで頂くことにする。最初に出て来たのは蛸の子。冷凍のままですだちが添えられている。シャリシャリの食感から、溶ける過程と味の変化を楽しめる面白い一品だ。ビールでは勿体ないと口にすると勧められたのが程好く冷えた醸し人九平次。次の一品はアルミホイルで焼いたユリ根。生ビールはいつの間にかチェイサーとなり、次なる酒は醸し人九平次の常温。すっかりいい気持ちになったところでトドメの酒盗。お客様に楽しんで頂かなければ甲斐がないと笑う店主。ただただ頭が下がる。締めて\3000也。
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最終更新日
2009年08月17日 12時35分41秒
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