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January 7, 2007
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カテゴリ:学習障害(LD)
年末にとても嬉しいことがありました。

それは、

ポンチョ♪さん宅のわっち☆ちゃんが

どんぐり絵を描いてくれた事。



ブログに初めてレオン君に投稿頂いたのは

一昨年の12月のことですから早いもので1年が経過しました。

興味をお持ちの方はこちらの日記をご覧下さい。



この1年、

時々どんぐり問題を引っ張り出してきて次男にやらせてみたものの

最初の時と同じように2x=3x等の間違いはざら。絵も

(私が思うようには上手には)描けなくて、

とても皆さんがブログで公開していらっしゃるような形で公開できないなぁ。

と思い込んでおりました。(^^;)



しかし、どんぐり倶楽部の掲示板が楽天に移動し、

新たにどんぐりと出会った方たちのコメントを読み

次男の絵を見ているうちに

どんぐり問題ってきれいに絵を描いたり答えを出す事が目的じゃない。(*^^*)

と“ようやく”思い付いたのです。


よく見ると最初のレオン君のコメントにもその事ははっきりと書いてあります。
絶対学力
にも。

--
○みえないと「コンラン」します。
 だから、れんしゅうしなきゃなんないのは「とく」れんしゅうじゃなくて じぶんで「みえるようにする」れんしゅうです。
だから みやすいように てつだっちゃダメです。
○1ぎょうに 1じかん かかってでも します。
 とくために もんだいを かんたんにしては ダメです。 とくことが もくてきじゃないんです。 じぶんで「わかるようにすること」の れんしゅうだからね。
○「うさぎのピョンは、ビョンの耳の半分[はんぶん]の長さです。」
>>次男はピョンとビョンで既に区別がつかなくなってしまい混乱しました。
○ぜったいに できま~す。そして、1ぎょう できると 100ぎょう できるんです。 そのための 1ぎょう 1じかん は じかんの ゆうこうかつようなんで~す。
○どこでどう「コンラン」したかを かんじなければ「コンラン」は かいしょうできませ~ん。だ・か・ら、これはチャンス(ぜっこうのきかい)なんです。
--

れんしゅうしなきゃなんないのは「とく」れんしゅうじゃなくて 
じぶんで「みえるようにする」れんしゅう。

なのでした。


次男が描いたクジラの絵を先日ブログに載せましたところ、

ポンチョ♪さんが

--
うちも同じです。次男君と。
その前に、問題文の読み取りができません。
これは練習不足ということもあるでしょうけれど・・・
絵を描くと言うことがまずできませんから、問題が示している内容をまず把握(一つ一つ順を追って部分的にでも)するだんかいで???となってしまったらもうどうすることもできません。
最初から絵が描かれているななら少しは助かりますけどね。
何も無いところに、文章だけ読んで絵を描くというのはうちの三女には困難なのです。
この問題をやる前段階として、全部イラストで説明された同様の問題を繰り返し行い、その手順と描かれたイメージがしっかりと定着した上でないと高度な処理だと思います。
それを式に表すと言うのは、さらにその次の段階ですからね。
まあ、自分で絵が描けるようになれば式を立てることにつながっていく道のりは短くなるでしょうけれど、まず絵を描けるようになるまでにじっくり時間をかけないといけませんね。
--

とコメント下さいました。

(最初は私もポンチョ♪さんと全く同じ考えでした。。。次男に絵は描けないと思っていたのです。)





しかし

翌日わっち☆ちゃんは、

お母様の意に反して

彼女のイメージを絵に描いて

答えを導き出したのです。

詳しいことはポンチョ♪さんのブログをご覧下さい。

びっくりしました。

しかも、LD児の特徴と言われる筆圧の弱さも感じさせない絵です。

(筆圧についてはお母様のご指導の賜物だと思いますが)

きっとわっち☆ちゃんは今芽が出始めたのかもしれませんね~。(^^)

親しい先生が

「こどもは化ける」と仰っていましたが
今まさにわっち☆ちゃんが化ける(^^;)タイミングなのかもしれません。


それで、

かねてから感じていた「LD児にもどんぐりは有効なはず。」と

どんぐりの掲示板に書き込ませて頂きましたところ

糸山先生より以下のコメントを頂きました。

●「夢を見て、その夢を話すことが出来る」「道を歩くことが出来る」場合は思考機能は保証されます。この2つの中には思考に必要な視覚イメージの再現・操作・ミクロ認識・マクロ認識・並行処理が出来る証明になっているからです。御存知のように認識はマクロ-ミクロ-マクロ(ミクロを含む)で1サイクルです。<言葉>の機能にもこの認識機能を使わないと理解は出来ません。これは単語の意味<ミクロ>と文の流れ(文意)<マクロ>の同時認識と桂zくてきな並行処理を要求されるということです。ここで文字・言葉を頼っていると複雑な(本質的には無駄な)処理を要求されますので非常に困難になります。
 ところが、1度読んだ文字・言葉を絵図化しておくと参照は一瞬で全体も細部も胴衣に可能なんです。生まれてから一瞬の休みもなく鍛えられている視考力を使っているからです。
※言葉(文字)・理解する・思考する・判断する...の本質を見抜けば<すべきこと>と<有効な方法>は見えてきます。 (2007年01月01日 12時53分21秒)
>ポンチョ♪さん宅のわっち☆ちゃんがどんぐり絵を描いてくれて、私も嬉しい1年となりそうです。
●拝見しました。言葉をマルで囲むより絵図で自分の中に取り込む(絵図で描くことが基本)ことで100%<チカラ>を発揮できると思いますよ。何度も<言葉>に戻ることは本当の<言葉>の機能を十分には使えなくしてしまいますからね。たくさんつかっているうちに漠然と修得する場合が多いのですが、余裕がない場合には最初から本当の<言葉>の機能を使うことが大事です。
※「言葉のトリガー理論」ですね。
※「何度も読みなさい」が禁句である理由も同じです。
>LD児にとっても有効なはず
●有効です。が、障害の場所(経路のどの部分が弱いのか)のサポートをする手法を付加する必要があります。これは個人で異なりますので確認してサポートします。他は全く同じです。量は減らしますが、効果は高まります。
※人間は言葉(文字)で考えてはいません、ですが、記録や入力手段には言葉(文字)を使います。ここがポイントですし、勘違いすると無駄な労力を使うことになります。






さらにいくら練習しても未だbとdの区別がつかなくなったり
計算問題の符号ミスはざら という状況に対しての対応は

●個別判断すれば出来ると思いますよ。<調査>になると複数を対象にしますから原因の特定が出来ないのは当然です。なぜなら、環境原因は個々人の環境だからです。ですから<調査>では<傾向>しか分かりません。<傾向>では個別の<対処>はできませんよね。ここがポイントではないでしょうか。ですから、反対にここ(個別に特定する方向)から入れば、個々人のデータ(環境要因が引き起こす反応)を推測することも出来ます。その結果として間違いのない全体的な傾向と対策も可能になります。支援の捉え方と同じです。特別支援ではなく個人的な個別支援で効果的だったデータの蓄積が特別支援の正しい方向を導くのです。この方向からの入り方が「確実・着実・誠実」だと思いますよ。

とご意見頂きました。有難うございます。


しかし次男の場合
ある特定の条件下でbをdに間違える。
計算式の符号を写し間違える。
という訳でもないような気がするので、
その原因を探るのは今の私の考えでは非常に困難な事のように思われるのです。

でもお世話になっている先生方にも伺ってみて
条件のようなものがあるようでしたら
探ってみたいと思っています。

私の今年の課題です。







次男の場合

見る力が弱い事は検査で分かっています。

例えば

北出先生の視機能検査の際に絵を書き写す問題があったのですが、

全ての絵の大きさは見本より小さくなって

知恵の輪のような重なりのある絵では

どちらが前でどちらが後ろにあるか



書き写せませんでした。

3歳までに視力の異常に気づかない場合、その後の脳の発達に影響がある。

次男は脳の視野が狭いのでは?

と言われた事もあります。



ふぃりぱさんが

12月30日の日記のコメントに

糸山先生なら、どう言われるのか伺ってみたい気がします。

と書いて下さっていますが、

きっと私が先生なら 「手遅れです。」と言うかもしれません。(爆)

スキャモンデーター1.2.3.4.5(どんぐり倶楽部にリンクしています。)
を見て頂いても分かるように

神経系の発達に関わる障害の対応は、

早いうちの方が効果的です。


(学習障害は中枢神経系に何らかの問題があるようだと考えられている障害です。)





でもね。

物事を始めるのに遅すぎるという事はないから、

どんぐりにトライしながら次のステップに進みます。





つづきます。











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最終更新日  January 7, 2007 04:12:42 PM
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