外交もコミュニケーション
重要な未決定問題を抱えるアメリカとの交渉が注目を集めている岡田外相。彼が感じるプレッシャーはいかほどかと慮ってばかりもいられない。現代の各相は頻繁にテレビというメディアに登場するのでスポークスマンも兼ねた存在であるに違いない。それぞれの課題に関するインタビュアとのやり取りも視聴者の理解を深めるためのコミュニケーションだ。インタビューでの発言も、そのときの表情もわたしたち視聴者が受け取る重要なメッセージになる。質問を聞いている時、あまりに表情が固まった無表情だとわたしたちは話の内容に対して否定的に受け止めてるのだと感じてしまう。内容によっては非常に不安な気持ちにさせられる。世論と言わずとも一般的なコンセンサスさえ当人には当てはまらないかもしれない・・と。是非とも外相には相手を説得しようとする余裕を含んだ微笑をもってほしい。相手を受け入れながら場合によっては強く訴え、飲み込ませる。そういったネゴシエーションを期待したい。