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子どもの頃は、夏になると、母の実家に行くのが楽しみでした。 8月には、夏祭りがあって、商店だった実家は軒下に提灯を下げたり、 練り歩く御神輿にお酒を振る舞ったりして、にぎやかでした。 ・ 更に家の中は、従兄弟達が大勢集まるので、大騒ぎとなります。 ついつい、遊び道具を巡って、 「これはオレのだ!」、「いやオレが遊ぶんだ!」 なんてゆー騒ぎになったりします。 そんなとき、恐い顔をした祖父が現れて、 「うちの大事な孫を狂わせたのは、どこのどいつだ!」 と、その遊具を取り上げて、 「そんなやつは、風呂の焚きつけにでも、してしまえ!」 と祖母に命じました。 しばらくすると、こっそり祖母が我々を呼んで、 「もうケンカなんかするんじゃないよ」と遊具を返してくれるのですが、 その頃には、もう興味が失せてしまっていて、 何故ケンカしたんだったか、分からなかったりしました。 ・ なんだか、この頃、 センカクとかタケシマなんてゆー言葉を聞くたびに、 ちょっと、この祖父に叱られたときのことを思い出します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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