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愚すん

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2013.03.07
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めっきり暖かくなって、朝の日差しが目に眩しい。

こんな朝は、パァ~と洗濯物を外に干すと気分も爽快なんですが、
家族全員が花粉症となるとそうもいかず、ウツウツと部屋干しをして・・・。

春を目前にして、イマイチ盛り上がらない今日この頃です。



昨日の新聞に、天野祐吉さんが、
「ロバート・デ・ニーロの『ドコモdビデオ』のCMが面白い」と書いてました。

確かに、極妻のかたせ梨乃の話をして、
「なんとかならないか? 」
「なんとかなるだろ?」

しつこく迫るデ・ニーロの表情が素晴らしい(笑)。

天野さんは触れなかったけど、
ワタシは、相手役が松田龍平ってゆーのが気に入っています。

この人は、相手役をやらせると魅力を発揮するタイプのようで、
映画「探偵はBARにいる」の大泉洋の相手役でも、
TVドラマ「まほろ駅前番外地」の瑛太の相手役でも、不思議な魅力を感じます。

でも、なんで魅力的なのか、その理由まではわかりません。



ただ、ひょっとしてと思うのは、
「まほろ~」の大根仁監督のコメントの中に、
「どっかつまらなそうに生きてる感じ」ってゆー表現がありました。

そーいえば、彼は、いつもつまんなそうとゆーか、人を小馬鹿にしたような顔をしてます。
相手が、常識に囚われて躊躇したり、逆に入れ込んだりすると、ふふっと鼻で笑ったりする。
それがイヤミなく自然にできちゃうのが、彼の魅力なのかも知れません。

「恋なんて久しぶりだな」
「ふふ、ムリだって・・・」




そーいえば、編集者の高崎俊夫さんが、
日本喜劇映画の傑作「幕末太陽傳」を作った川島雄三監督のこんなエピソードを紹介していました。

「私は、この本で、川島雄三が戦時下、織田作之助と意気投合して、<日本軽佻派>を名乗り、ふたりで暗い世相を笑い飛ばす実にバカバカしい手紙をやりとりしていたことを知って興味を覚えたのだ。たとえば、その往復書簡の中で川島雄三はゲオルク・ジンメルの『日々の断想』からの次のような一節を引用している。
『ある深さを持つ人間にとって人生に堪えるには一般に一つの可能性しか存しない。即ちある程度の浅薄ということである』
『大多数の人々にとっては軽佻か退屈か何れか一方に陥ることなくして他方を避けることは全く不可能である』
戦時下における、ささやかな抵抗にすぎなかったであろうが、彼らの深刻・荘重さを嘲笑し、大上段にふりかぶるのを良しとしない姿勢は、たとえば、後年の吉行淳之介の<軽薄派の発想>などに連なっているように思う」


「日本軽佻派」、ちょっといいですね。
川島雄三と織田作之助、戦時中の2人を描いた映画って、どうでしょう?
でも、川島雄三役は松田龍平として、オダサクは誰がいいだろう…。








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Last updated  2013.03.07 14:55:47
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