|
カテゴリ:心理・思考
怒りの表明【Ladder to the Moon さま】
私は短気ということもあってか、怒ったり、不愉快になっていたりするとき、すぐにそのことを相手にぶつけてしまうことの方が多いように思える。正直、感情を抑えこむのはあまり得意じゃない。 その時は、それこそ脊髄反射みたいなものなので、行為の正当性とかいったことまで考えが及んでいないような気がする。感情に突き動かされるというか、振り回されるという状態になってしまっているようで、つい言わなくてもいいこと、言うつもりもなかったことまでぶつけてしまったりしている。自分のぶつけた言葉に当の自分がショックを受けていることさえある。 後で頭が冷えてから、自分を責めたり、自己嫌悪することも多い。 そんな私でも、何とか感情を抑え付けてやり過ごせることもあるのだけど、そういうときに限ってその時の感情を引きずってしまいがちなように思える。後は、中途半端に怒ったというか、感情で拳を振り上げはしたものの、降ろしそこなったみたいな状態になっても、同様に引きずってしまうみたいだ。 私が後々まで「何を言われたか、されたか」執念深く覚えていることの裏には、どうもその時の感情を伝えそこなったというところがあるように思える。いや、思いっきりぶつけちゃったのも、うまく伝えられていないことに変わりはないとは思うのだけど。 ただ、感情に任せてぶつけられるからといって、その時の自分の気持ちがすぐに整理されていたかというと、私の場合はそうでもないみたいだ。むしろ感情だけが先走っているから、「ムカついた」とかいう感情ばかりで、本当に伝えたかったことはろくに伝わっていなかったということも良くある。 事が終わった後に、「何であんなに怒ってたんだ?」と(周りなどから)聞かれることも多いような気がする。そのくせ、言わなくてよかったことは伝わってしまっていたりするので余計たちが悪い。 本音みたいなものが出てきたとしても、言葉が鋭すぎるのか、反発を呼んでしまう事のほうが多いように感じる。きちんと受け取ってはもらえていないのなら、結局は伝わっていないのと変わらないと思う。いや、相手に受け取り拒否の体勢をとらせてしまったのだからもっと悪い状態なのかもしれない。 考えてみれば、私は冷静なときでさえ、思いをうまく言語化できず相手に伝えるのに苦労しているのだから、激情に駆られている時に伝えられなくても不思議ではないと思う。 実は感情のコントロールするとかいう以前の問題なのかもしれない。 でも、あの時もっと冷静でいられれば、もう少しうまく自分の気持ちを相手に伝えられたのではないか。こんなことにならずにすんだのではないか…と、ひとしきり感情に振り回されてた後に思うことも多いので、先にほどよいストッパーをかけられるようになった方がいいのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 3, 2007 12:38:21 AM
コメント(0) | コメントを書く
[心理・思考] カテゴリの最新記事
|