Merry Christmas
今朝はカーテンを通してお日様の光りが感じられましたが、次第にどんよりと曇り、寒い一日となりました。クリスマスイヴを楽しみにしていた人達にはちょっと残念な夕べとなりました。私が幼かった頃、クリスマスを家族で過ごしたことがありませんでした。もちろんクリスマスプレゼントなどもらった記憶もありません。クリスチャンとは全く関係なく、クリスマスを祝うようになったのはいつからなのでしょうね。私にはクリスマスについての幼い時の思い出が一つだけ鮮明に残っています。クリスマスと言うことさえ良く理解していない幼い少女期の思い出です。祖父母は戦後、北の大地に入植しました。それ以前に住んでいたのは、異国との交流が早くから開かれた港町、外国の宗教、文化、経済が盛んな街でした。更に祖父は若い頃は、横浜、神戸に住み、一層、外国とのふれあいを肌に感じて生きてきた人でした。冬休みが始まり、母のもとを離れて祖父の家に行くと、祖父は見渡す限りの雑木林の開拓の地にあってどこからか小さな松の小枝を見つけてきました。そして、その小枝に色紙を折って飾ってくれるのでした。祖父はとても器用な人でした。木片を小刀で手早く彫り、いくつかの人形や動物を作ってくれました。それを松の小枝に飾ること教えてくれました。それが祖父のクリスマスツリーだったのだと思います。そしてその時の手彫りの人形や動物が私へのクリスマスプレゼントだったのだと思います。年末が近づくとその松の小枝は、正月飾りのために更に小さくカットされました。今度は大きな柳の枝が部屋に持ち込まれました。繭玉飾りをするのです。紅白に着色したつきたてのお餅を柳の枝に巻き付けていくのです。クリスマスもお正月も楽しいことでした.私にとってはこうした思い出が本当に宝物のように思えるのです。多くの人がクリスマスの夕べを素敵に過ごされますようにお祈りいたします。日本ブログ村ランキング参加中です。 にほんブログ村 いつもご訪問いただきありがとうございます。