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健康でいつづける為に・・・

健康でいつづける為に・・・

適度な運動(構造)

  適度な運動(構 造)

「運動が体に良い」ということを否定する人はまずいないと思います。
そしてまた、運動することが健康に対して及ぼす良い影響について知らない人もほとんどいないでしょう。
多かれ少なかれ、皆運動の必要性を知っているのです。
ですのでここでは、「運動」が体に及ぼす影響については少しだけ触れる程度に留めておくことにして、それよりはむしろ、運動の必要性を感じていながらそれを実行できない問題点運動の良さ、そして過度の運動による身体への弊害について触れていきたいと思います。



 ”運動”と健康 

- 目次 -

・運動することの楽しさ・良いこと

運動が体に良いことは「分かっているけれど・・・」

運動しているのに・・・?!

運動の範囲と運動による弊害

(適度な運動量の決め方)

(運動後のケア)  



運動することの楽しさ・良いこと

まずは簡単に、運動と身体、そして運動と精神との関係について触れておきましょう。
健康を維持する上で欠かせない要素の一つ。それが運動ですが、それが何故なのかを的確に理解することは「運動」をしてみた人にしか分からないかも知れません。
ですが、それでは折角このようなページを作った意味がなくなってしまいますので、少しだけ座学として運動の良さをお話したいと思います。

 身体面での運動の良さ 


健康を支えている「筋肉」

人間の体は支柱となる「背骨(骨格)」があり、その背骨または骨格を支えている「筋肉」があります。そして、その背骨(骨格)や筋肉に守られて、人間の生命活動を担っている「内臓器官
(臓器)
」があります。
背骨も筋肉も内臓器官も、そのすべては
血液によって運ばれてきた”酸素”と”栄養素”によって維持・活動し、私たちが日々活動できるようにしてくれています。

ここで質問です。
 もし、背骨を支えている筋肉が衰えて、背骨が「あるべき位置」を維持できなくなったら
    どうなるでしょうか?
 もし、内臓を支えている筋肉や、その器となる骨格を維持している筋肉が弱くなって、内臓が
   「あるべき位置」を失ったらどうなるでしょうか?
 もし、身体の隅々まで血液を送り届ける大元の役目を担っている心臓が衰えたり、
   豊富な栄養素を含んだ血液の通り道となっている血管がその役目を果たせなくなったら
   一体どうなるでしょうか?
 もし、必要な酸素が体全体に行き渡らなかったらどうなるでしょうか?

<回答>
筋肉の衰えは「背骨の歪み」を引き起こすことによって身体全体のバランスを失わせ、さらに内臓が「あるべき位置」を失うことによって、他の臓器や骨格に大きな負担をかけることになりますし、当然、内臓そのものの働きも低下します。
また、心臓も血管も、どちらも筋肉です。
筋肉が衰えることによって心臓の働きは低下し、血液を身体の隅々まで「しごき出す」血管の働きも低下します。その結果として必要な栄養素が受け取れなくなった身体の各部分で何かしらの問題が起きるようになりますし、筋肉の力で収縮して酸素を取り込む肺の機能低下は生命活動の維持には致命傷になります。


このように、
もし、「筋肉」がちゃんと働くことができなくなると、私たちの体はなにもできなくなってしまいます。この「筋肉」の働きを正常な状態で維持するようにできるのが、唯一「運動」なのです
今日では西洋医学が発達して、投薬や手術などによって今まで不可能だったことが可能となってきましたが、今後どんなに科学的手法が発達したとしてもこの「筋肉」を正常な強さで維持すること、そしてこの「筋肉」を鍛えることは、「運動」以外の何物によっても成し得ないことなのです。
最近になって、日本の介護保険制度にも高齢者の筋力向上トレーニングが盛り込まれるようになりました。その良し悪しについては賛否両論あるでしょうが、このような動きも元を正せば「筋肉」が生命活動に及ぼす影響の大きさを考慮したものといえるのです。
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体質の変化

例えばここに、今まで運動をまったくしてこなかった人がいるとしましょう。
そしてこの人は1・2ヶ月に一度は体調を崩したり風邪をひいたりしていて、季節の変わり目や年末などには必ず風邪をひいて寝込んでしまうような状態です。
この人の健康状態を数値で表してみると、完全な健康状態を100とした場合にこの人の普段の数値は40くらいでしょうか・・。そして体調を崩す頃になると数値は30以下に下がっています。
つまり、症状が発症するガイドラインは30ということになります。

この人が運動を始めるとどのようになるでしょうか?
運動の内容は一日40~50分のジョギングを週6日間行うことにしましょう。一週間のうち1日だけお休みです。
この運動を1ヶ月も続けると、この人の普段の数値は70~80くらいまでは上がると思われます。
するとどうなるでしょうか?
今までは健康状態が30以下に下がって毎月のように風邪をひいていたのに、運動を始めるようになってからは数値が60以下には下がらなくなり一度も風邪をひくようなことがなくなり、多少体調を崩したとしても次の日には回復しているというような状態にまで健康度が向上するのです。これは実際のお話です。

運動をすることによって当然のことながら肺活量が上がり心肺機能が高まります。
それと同時に筋肉の強度や働きが向上して心臓を中心とする血管を含めたあらゆる臓器の機能が向上します。身体を流れる血液循環も向上するようになりますので免疫力がアップして風邪をひきにくくなるのです。
風邪は万病の元といわれていますので、風邪をひかなくなるということはその他の病気にも罹りにくくなるといえるのです。
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 精神面での運動の良さ・楽しさ 


生活と運動は一体のもの

「運動する」ということを何か特別なこととして捉えてしまう人がたくさんいます。
普段の生活の中で「運動のための時間」を特別に設けて、それをノルマのようにこなさなければいけないというニュアンスが一部に浸透しているようにも思えます。
しかし、子供の頃を振り返ってよく考えてみますと、私たちの「遊び」の中にありとあらゆる運動が含まれていたはずです。木登り、追い駆けっこ、川(野)遊び、ジャングルジム、縄跳び、鉄棒、一輪車・・・・・
また、親の後を追いかけながらちょっと近所にお散歩に出掛けるのでも、小さな体の子供にとってはそれ自体が大きな運動となっていたはずです。
こういった「遊び」や「好奇心」は生活そのものであり、特別に運動をしなくてもお腹が空いてたくさん食べてぐっすり眠れていたはずです。これほど健康的な生活はないでしょう。
もちろん、大人になってもこの頃と同じような生活ができるはずはありませんが、「運動」というものの本質を考えたときに、それはノルマではなく「体を使ってなにか楽しいことをしているとき」の副産物としてあるのではないかということなのです。
つまり、「運動は楽しいもの」という捉え方をしようとするのではなく、「楽しい遊びの中に運動がある」という捉え方が大切なのではないかということです。

これは野生動物の生活を見ていてもよく分かります。
彼らは特別に「運動」をするようなことはありません。普段の生活の中で生きるために狩をし、そのために体を動かしています。それだけで生体機能を正常に維持するために必要な運動量が保たれているのです。彼らが体を休めているときというのは、次なる狩をするためのエネルギーを蓄えるためです。
このような彼らの行動を「運動」と呼ぶに相応しいかどうかは別にして、体を一定の範囲以上に動かすことで険しい自然環境に対応できる体造りができているのです。
もし、このような生活をしている野生動物を人間社会に引き込んで檻の中に閉じ込めたらどうなるでしょうか?その答えは誰にでも想像がつきますね。
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精神面への影響

運動と気分

「運動」をし終えたあとの”すがすがしさ”を体験したことのある人は少なくないと思いますが、ある一定の境界線を越えて体を動かしていると、その身体的な刺激が精神的な刺激へと変わっていくことがあります。これは、ある一面では、自律神経系内分泌系の働きが活発になることで精神状態にも影響を及ぼすためと考えられています。
鹿屋体育大学 志村正子教授らの有酸素運動とストレスに関する研究によると、ウォーキング、水泳、エアロビクスダンス、サッカー、卓球、ダンス、ゴルフなどの運動後の精神への影響で特に顕著だったのは抑鬱度の低下と、特性不安(ある程度持続して続いている不安)の低下で、緊張や攻撃性も下がることが分かりました。
また、運動の種類に関係なくどの運動をしたあとでも活力、積極性といったポジティブな尺度は上がり、反対にネガティブな尺度は下がったということです。
そして有酸素運動をしたあとには「愉快さ」や「社会的愛情」などが上がり、前向きな気分になっているということも分かっています。

運動と呼吸と脳波

運動の精神面への影響に関する二つ目の側面として「呼吸」との関係があります。
一定の「呼吸のリズム」がアルファ波と呼ばれる脳波の形成に関与して、特殊な意識状態を作り出すと考えられます。
アルファ波とは、脳が作り出す周波数の7~13Hz未満の帯域のことで、このアルファ波はさらに3つの帯域に分けられます。
すなわち7~9Hz未満をスローアルファ波、9~11Hz未満をミッドアルファ波、11~13Hz未満をファストアルファ波としており、スローアルファ波は無念・夢想の意識状態にあるとき、ミッドアルファ波はリラックスした意識集中状態にあるとき、そしてファストアルファ波は緊張した意識集中状態にあるときに観測されることが分かってきました。(脳力開発研究所 志賀一雅博士)
志賀一雅博士の研究ではスポーツ選手や音楽家、もの造りや表現、ひらめきや記憶など、分野は違っていても能力が発揮できているときはリラックスして集中していてミッドアルファ波が優勢になっているという臨床結果を発表しています。

このようなアルファ波は、例えば呼吸法を重要視するヨガ、瞑想や気功の鍛錬中に観測されることでも有名ですが、運動中でも呼吸のリズムを一定に刻むことでこれと同じ状態を体験することができます。
そしてそのような意識状態によって精神的なリラックスを体験したり、あるいは反対に集中力が高まったり、さらには思いもよらない発想が湧きあがってきたりするのです。
散歩中に歌の歌詞やメロディーが浮かんだり、名案が浮かんだりするといったような経験をよく耳にしますが、これはまさに運動と呼吸と脳波とのつながりをよく表している好例だといえるでしょう。

さらにもう一つ付け加えるならば、運動によって得られるある種の脳波は一種の麻薬のように私たちの精神や体を刺激することがあります。運動によって得られる「快感」がそれです。
このような快感は再び私たちの体を運動へと向かわせて、自然と反復するように導いてくれます。

運動と豊かさ

これはとても大切なことです。

スポーツのあとなどには充実感や達成感などをよく感じるものです。
何かの目標を立ててするようなゴールを決めた運動なら特に達成感を感じるでしょうし、毎週定期的に行っているような反復運動なら運動する度に充実感などを感じることができるでしょう。

こういった充足感は喜びへとつながっていき、そのとき得られた喜びの体験は運動をし終えたあとまで続くことが多いものです。
何をするときでも、運動で得られたときの精神レベルに立つことができるので、よりスムーズで的確に物事をこなせる能力が高まるでしょうし、なによりも人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。
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