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テーマ:韓国!(16968)
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5月8日はオボイナル、つまり父母の日だった。
でも、うちは先週泊まりで実家(←もちろんダンナの)行ったばっかりだし、片道2時間半の距離は子供には結構長くてその帰りにはユウが2回も吐いて服も下着もそれに車のシートまで汚してくれたこともあって、はじめっからダンナに 「今日は絶対にいかないからね!」 と念を押していた。 ダンナも渋々承諾して、朝お母さんに電話をかけて今日は行きません、と告げていた。 でも電話を切ってから妙にしゅんとしているのでどうしたのかと聞くと、行かないといったらお母さん、 「アラッタ、コンガンヘラ。」 알았다.건강해라. (分かった。元気でね。) と、寂しそうに言ってガチャンと電話を切ってしまったそうな。 「お母さん、俺、長男だから一番よくかわいがってやったのに、大きくなったらちっとも会いに来てもくれない親不孝なやつだと思ってるだろうな…。」ε-(´△`) と、だんながぼそぼそ言うのを聞いて、私もつい情にほだされて「行ってもいいよ」と言ってしまった。 それからのだんなの行動は早かった。私の気が変わらないうちにさっさと準備をして、出発。 あーあ、また行くのかあ…。すでに後悔している私。時すでに遅し。 出発してすぐのところで、急にダンナが「はんなちゃん、あれ見て!」という。何かと思ってみると、横断歩道を渡る年配の人。その胸には赤い花の大き目のコサージュが刺してある。 何でも、韓国ではオボイナルには両親にカーネーションのコサージュを贈るのが一般的らしい。 カーネーションという点では日本の母の日と同じだな…。じゃ、うちらも途中で買っていきましょ。 光州について、Eマートで花と果物でも買っていくかと思って寄ったのに、花屋が、ない!で、果物を買うのも忘れ、町をふらふら運転してたら、馬鹿でかい꽃(花)と書いた看板を発見できた。行ってみると看板だけは大きいが実は小さな花屋だった。それはいいとして、特別に路上に設けたテントの下には、あまりセンスのよろしくない小さな花かごと、これまたセンスがいいとはお世辞にもいえないカーネーションのコサージュがいっぱい並んでいた。花籠は5000ウォン、コサージュはひとつ3000ウォン、2つで5000ウォンと書いてあった。仕方なく、そのコサージュ二つ購入。(こんなダサくて小さいのに5000ウォン…(`ε´)ボッタクリじゃ) 花を買っていたので結局実家まで3時間以上かかってしまった。昼も過ぎておなかペコペコ。でも突然の訪問を喜んでくれたのでまあ良しとしましょ。コサージュも、特にシアボジが喜んでくれた。(たぶん。何も言わないが、いそいそと胸に刺していらっしゃったので。) 実家にはダンナの妹も弟一家も集まっていたのに、カーネーションを贈ったのはどうやらうちだけだった。トンソ(義妹)が言うことには、 「コサージュを買おうと思ったんだけど、見たらこーんな小さいのが2500ウォンもしていたから、そんなに出すならと思って代わりに キ ャ ベ ツ 買ってきたわ」 さすがトンソ!やりくり上手のしっかり者!!でもなぜにキャベツ?わらかしてくれますわ。 この辺りまではまあ気分良く過ごせた。しかしこの後、シオモニ(義母)がうちのダンナに 「来る途中に木の実でも生っていなかったか?」と聞いてきた。きょとんとしている私に、シオモニはご丁寧に説明してくれた。韓国では、実家に来るときはたいてい、手ぶらではこないものなのだ、肉とか果物とか、何か食べ物を持ってくるものなのだよ、と。 しまった、果物を買ってくるのを忘れていた!と、やっと思い出したが、またまた後の祭り…。なんだか気まずい雰囲気に。とりあえず「はい、分かりました」といってその話題は終わったが。 帰りの車中でもそのことが私の頭から離れなかった。でも、落ち着いて考えれば考えるほど、こんどは腹が立ってきた。 寂しそうなシオモニのために、はるばる大田から幼い子供二人も連れて(しかも二人とも風邪気味)やってきたのに、しかもコサージュまで探して買ってきたのに(←手ぶらじゃないじゃん!たった5000ウォンだけどサ)、何でそんな説教されなきゃならないんだ?日本だったらおじいちゃんおばあちゃんのところに行ったらお小遣いをくれこそすれ、せびられたりしないぞ。そうだよ、第一、毎月通帳に仕送りもしてるし、お儀父さんの携帯電話の請求書だって全部うちに来てるじゃんか!この上まだ要求するのかー? けっこうはんな。さんは感情的な人なので、いつもだったらここで夫婦喧嘩を吹っかけるところだが、この日はかろうじて文句だけで踏みとどまった。 まあ、ここは韓国なんだから、郷に入っては郷に従えというし、日本の事を持ち出しても意味がないよなー。シオモニも悪気があったわけじゃないし、根はいい人だし。私の気持ちさえ治まればそれで済むこと。そうだ、歌でも歌って気を静めよう!そう思ってちょっと古いけどモンパチのCDにあわせてアイに向けて大声で歌い始めた。 2曲目ぐらいで、何を思ったかダンナが手を延ばしてきて助手席の私の頬をなでた…と思いきや、いきなり 拳 固 で パ ン チ (ノ ̄皿 ̄)ノナンデヤネン!┫:・’.:: しやがった!!! なんなんだこいつーーーーーー!!!!! 怒った私に「いたずら、いたずら。미안해요.(ミアネヨ=ごめんね)」だと。まったくもう。 しばらく口利いてあげなかったら、大きな口をあけてウィンクしてきた。 …我が夫ながら、なんて、 間 抜 け 面 なの…。 しかも、(σ・∀・)σゲッツ!の身振りつき…。(ハンドル放すな!) これを見た瞬間、決まった。 あなたの楽天でのニックネームは「ダンディ」よ! というわけでダンナはダンディと命名しました。皆さんかわいがってやって下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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