今日の言霊：
自分軸から広がる幸せは
何も奪わない
何も抑えない
あなただけの至福の世界♪
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釧路から帰って一息つけるかと思いきや･･･何かとバタバタしております。おかげ様で、北海道の寒さでも、東京の急激な冷え込みでも、風邪一つひかないで走り回っていられるので、ありがたいですね。
昨日は、先日このブログでもご紹介した「オレンジレッスン」の出版記念講演に参加してきました。犬飼ターボさんのミニハピサクレッスンあり、本の登場人物のモデルになった4人のゲストのトークありで、あっという間の1時間半でしたね。
ゲストの中に、「チャッピー」という登場人物のモデルがいらしたんですが、お話している姿や過去のエピソードを聞いて、なんだか昔の自分を見ているような気がしました。
本の登場人物であるチャッピーは、両親の愛情を得るために、そしていじめっ子たちから自分を守るために、勉強を頑張って、思いっきり優等生を演じていたというキャラクターなんですね。典型的な「がまん」タイプで、自分の感情を素直に表出する事が苦手な女性です。
本を読んだとき、自分はまさにチャッピータイプだと思いました。私自身、小学生の頃から「成績トップの優等生」を演じる事に慣れ切っていましたからね。大人たちが何をして欲しいと思っているのかやどうすれば喜ぶのかが分かっていたので、「何をしたいか」ではなくて「どうすれば期待に応えられるか」を基準に行動していました。
私が、チャッピーという人物の中に、そして、過去の自分の中に感じた「がまん」という特性は、人との交流が苦手で孤高を好む傾向にあります。人に助けを求める事がなかなかできません。そして、自分の感情にも人の感情にもアンテナを張ろうとしないので、感情を「感じる」事が苦手です。自分にも人にも厳しく、常に自分に負荷をかけて追い込んでは、向かい風の中を進もうとします。
成長したい、前に進みたいという気持ちは人一倍強く、負けず嫌いなのでついつい人と競争してしまいがちです。基本的に努力家なので、とにかく頑張っては成果を認めてもらおうとします。なので、自分がやったことを評価されないとひどくプライドが傷つけられて、腹を立てます。
この「がまん」という特性は、いわば男性エネルギーの「負」の部分なので、女性エネルギーは抑えられた状態になります。女性エネルギーの特性である「感じる」ということが苦手で「共存･共生」を否定した状態とも言えます。
なので、私は20歳でヒーリングと出会うまで、自分の中の「女性らしさ」を無意識のうちに否定し続けていました。女性ならではの感性はたくさん持っているのに、あえてそれを出そうとしなかったり、「やっぱり女の子だね」なんて言われると、とても嫌な気分になっていたんですよね。
今では、「女である事」をめいっぱい活かした仕事ができていますし、自分の中にある女性ならではの能力をあちこちで表現する楽しみを覚えたので、「あ～、女に生まれてよかったな～」なんて素直に喜んでいます。
私は、この「がまん」の状態にあった頃（今でもがまん傾向の方が強いですが････）「無償の愛」を信じる事ができていませんでした。以前、愛情は先に「受け取る」ものだと書きましたが、私自身、人生の最初に本来ならそこに存在しているはずの「無条件の愛情」を受け取り損ねた者の1人です。
小学校でも中学校でも、親から「勉強しろ」と言われた事はありませんでした。勉強は、確かに嫌いじゃなかったんですよ。でも、私が優等生を演じ続けたのは、やっぱりそうすることでしか、周りに愛してもらえない、必要としてもらえない、注目してもらえないと感じていたからなんだと思います。
自分が感じている事は表に出しちゃいけない。
ポーカーフェイスで、クールにしていなきゃいけない。
どんなに大変な時でも、1人で頑張らなきゃいけない。
人に頼ってはいけない。
そんな足枷を、自分で自分にたくさんくっつけていたんですね。
今思うと、ずいぶん息苦しそうだな～、なんて思うんですが、きっとこの時にこういった経験をすることが、今の私までステップアップしてくるには必要な事だったんです。息苦しさを感じた事がなければ、「解放」のすばらしさも実感する事はできませんしね。
私が、感情を素直に表現できるようになったきっかけは、実はミュージカルです。舞台の上で黙って踊る事は、バレエで経験していましたが、いわゆる「演技」はミュージカルで初めて教わったんですね。
それまで日常生活で散々「優等生」を演じていたわけですが、お芝居の稽古で「感情をむき出しにする事」や「大声で叫ぶ事」などをレッスンするうちに、それが日常生活でもできるようになってきました。
もちろん、それ以外にも色んな「ストッパー」を徐々に外していったから、感情も表情もめちゃくちゃ豊かな本来の自分に戻っていけたわけですが･･･一番は「素直に感情を表現しても嫌われたり否定されたりしないんだ」という事に自分で気付く事ができたからなんだと思います。
実は、私がポーカーフェイスを守り、できるだけ笑わないようにするきっかけとなったのは、いじめにあっていた時に言われた「笑った顔が気持ち悪い」の一言でした。その言葉から自分を守るためには、あらゆる感情を抑えて鋼鉄の仮面をかぶるしかなかったんでしょうね～、きっと。
でも、その仮面を外すきっかけも、「あなたの笑顔を見ていると落ち着く」という言葉でした。後から振り返ってみて、「言葉」っていい意味でも悪い意味でもすごい威力を持っているんだと改めて感じましたね。
私が「無条件の愛情」に気付き、昔受け取り損ねた愛情を「受け取れる」ようになったエピソードは、また機会があればお話させていただくかもしれません。
愛情って、やっぱり「受け取る」事がスタートなんですよ。自分が「いい人」をやってなくても、相手の期待に応えようとしなくても、「そこにいていいよ」「そばにいて欲しい」って言ってもらえるんだと分かったら、自分の中に「誰かに注ぐ愛情」が自然に湧き上がってくるもんなんですね。
久しぶりに長々とつぶやいてしまいました・・・今日はこの辺までにしときましょう♪
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