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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:抗がん剤治療/外来診察
今朝早く、母と旦那様に付き添われ病院に行って来ました。
本日の検査は腹部エコーとCTでした。 どちらも経験の無い検査。ドキドキ。 悪性リンパ腫が疑われていたから造影剤を使う事になっていました。 これって稀に副作用があるらしく、最悪の場合は死ぬらしい。その確立は10~20万人に一人。 同意していただけるのならサインして下さいですって。 これってさー、動物病院で犬に麻酔を打つ時にかかされる同意書みたいなものよねぇー。 同意せざるを得ないじゃん。 んで、お腹の上にタオルをかけられ、ジーンズに金具があるからとちょっと下ろす様に言われる。 そしていよいよ造影剤の注射。 看護士さんがやって来て、 看「手が冷たいねぇー。これからはねぇー、病院に来る時は手袋をはめてくるように。でないと痛い思いをしちゃうのよぉー。」 と言いながら私の手の甲をマッサージしている。 えっ、手の甲に注射すんのぉー。そんな所にした事ないよぉー。痛かったらどうしょうー。 ところが、これが不思議と痛くなかった。 造影剤が入る時に身体がポカポカして、暖かくて気持ちいわぁー、なんて思っていたら妙な感覚が全身に巡る。 看「気持ちが悪かったり痛かったりしたら必ず言って下さいね。マイクが内臓されてるので聞こえますからねぇー」 次に腹部エコー。 お腹見せるの恥ずかしいなぁーって思っていたら女医さんだった。 これはくすぐったかった。 その後、三時間半待って、ようやく先生の診察と結果説明。 朝から何にも食べていないのでお腹がすく。 でも、先生も看護士さんも食べてないんだよぉー。 この先生、一人の患者に最低30分は時間かけるから待ち時間も長いの。 私の場合は紹介と言う言もり、雑談もプラスされるから1時間。 で、結果です。 スキルス胃がんでした。腹膜播種の可能性有り。 肝臓、すい臓に転移なし。 大腸の検査が必要だが、直腸に転移して狭くなっていたら大腸検査が出来ないから直腸の検査。 腹膜播種だったら手術より先に抗がん剤治療になるそうです。 以前はスキルス胃がんは開腹しないとわからなかったらしいのですが、画像技術の進歩でその必要はないそうです。 私「先生、スキルスって助からないと聞きますが、どうなのでしょう」 先生「今の医学はここ数年ですごく進歩しています。肝臓にもすい臓にも転移がなかった事はとても良い事なんですよぉー。 当病院はグループ医療です。各専門家の最高レベルで治療チームを組みます」 私「食べ物に制限はありますか?」 先生「ありません。何でも食べていいよー。これからは楽しい事、好きな事だけしましょう。 病気の事は忘れて、散歩もしていいよー。そうするとねぇ、免疫が上がってくるんだよぉー 告知した段階で泣かれる方もいるんだけど、貴方は冷静に受け止めてるしとてもしっかりしているから僕も正確な情報を伝えられました」 そりゃーねぇー、冷静でないと聞きたい事も聞けなくなるし、治療方針だって選択できないじゃん。何にもわからないまま、ただ不安で周囲の人の考えだけで進められるのは絶対嫌。 この後、直腸の検査をされる。 先生「ごめんねぇー。気持ち悪いだろうけど、楽にしててねぇー」 すみませんねぇー、先生こそ、他人のお尻ちゃんに嫌だよねぇー 旦那に「○○君以外に私の可愛いお尻を見られちゃった」っと言ったら笑っていた。 これもペーペーの医者がやると痛いらしいが、何ともなかった。 スキルスと言えば他界された逸見アナウンサー。 先生曰く、あの時代は開腹して調べるしかなかった事と、腹膜播種なのに手術してしまった事だそうです。 スキルスは腹膜播種で手術すると他の臓器に散らばってしまうそうです。 その後、病院の食堂で遅い昼食をとり、紹介してくれた母の友人(看護士さん)に会い帰宅したのが6時半。 まさか本人に会えるなんて思っていなかったらしく、「貴方なら乗り越えていけそう。私の長年の看護士としての感。辛い時、さみしい時は電話してね。知人がステージ5ってその先生に言われたけどピンピンしてるわよー」 有り難いです。 と言うわけで病気は深刻なんですが、本人に痛みは全くなく元気です。 死ぬかも知れないというのは常に念頭にあるのですが、それならば、旅行したり食べ歩きしたり、好きなことだけして楽しく戦おうと決意しました。 長い日記、最後まで読んで下さり有難うございました。 不定期更新で足跡だけ残したりするかも知れませんが、皆さんのブログは楽しく読ませていただきますね。 そして、病気の話題が多くなるであろう私のブログですが、今、同じ病気で戦っている方や、今後この病気になってしまった方の為に情報提供できればと考えています。 私自信、体験者のブログが一番参考になったし勇気づけられましたので、、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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