本の紹介「日本でいちばん大切にしたい会社」
「日本でいちばん大切にしたい会社」坂本光司著、あさ出版、1400円という本を読みました。なかなか良い本でした。日本の中の5つの会社が紹介されています。コラムで8社が紹介されています。その中の会社「日本理化学工業」はチョークを作っている会社ですが、この会社は障害者の雇用率が7割ということです。50年前に最初に二人の知的障害者を雇うときは「私たちみんなでカバーしますから」という社員たちの願いで採用したそうです。これらの会社の経営者たちはまず社員とその家族を幸せにすることを第一に考えています。現在のようにすぐリストラすればいいというものと対極になります。第二が外注先、下請け企業の社員を幸せにするというものです。第三が顧客を幸せにする。第四に地域社会を幸せにし、活性化する第五に自然に生まれる株主の幸せという順番で考えているということです。今の日本に必要とされている考え方ではないかなと思います