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紅影勇輝の~遥かなる地平へ~

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紅影勇輝

紅影勇輝

2005/04/28
XML
<本日の画像で一言>

スーパー際や陣
「俺だってさ、スーパーサイヤ人になれるんよ・・・」

←「例えそれが事実でも、その頭じゃ誰も気付けません」と思う人はクリック!!



(前回の話を読んでいない方は先に読んでね☆)



皆さんは、

「ニート」という人達がいるのをご存知のことだろう。

「Not in Employment.Education or Training」の略称である。

つまり、「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」のことを指し、
フリーターなどはそこに含まれない。

聞くところによれば、彼らは口々にこう言うという。


●「働いたら負けかな、と思ってる」


実は、僕はこれからある話をする上で、この気持ちがスッゴクよく分かるのだ。

それは、遡ること幼稚園時代。

その時僕は、友達と一緒にワイワイと遊んでいた。
確か、のぼり棒に登ったりして遊んでいたと思う。


夢や希望に満ち溢れていたあの頃の僕、
そんな純朴な少年が、後にあんな悲惨な目に遭おうとはこの時はまだ、
知る由もなかったのである。


数人の僕の友達たちがひたすらに登り棒の上り下りに興じている頃、
その時僕は、急激な腹痛に見舞われていた。


「めちゃんこウンコしたい・・・」


しかし、それは当時から時々あることで、

遊びに夢中になり、意識をそっちに逸らして数分我慢すれば、
その腹痛も便意も、じきに引いていく、
というセオリーをすでに確立しつつあった僕は、いつものように


●それを我慢する


という選択を、固い意志と信念の基に決行していた。

そう、僕は当時、偶然にもあの「ニート」と似たような思いをすでに抱いていたのである。

つまり、









●「ウンコしたら負けかな、と思ってる」




である。(いないと思いますが、ご食事中の方ごめんなさい!!)
下ネタ尽くしで恐縮であるが、ご説明しよう。

大胆さとナイーブさを兼ね備えていた当時の勇輝少年は、
トイレでウンコをすることに大いなる抵抗感を持っていた。

その原因は、他人の視線だったと思う。

「おい、あいつトイレでウンコしてるぜ」

などと周りに言いふらされ笑いものにされるのではないか。

また、仮に友達の目を盗んでトイレに入ることに成功したとしても

保育園のトイレは、


●ドアの下側のスペース


がかなり開いており、(つーか、何故なんでしょうか。あれは・・・)

下から覗かれれば、僕がウンコをしていることなど一目瞭然なのである!!

万が一でも友達に見られるようなことがあれば、僕の人生は負けてしまう、
当時の僕は何故か本気でそう感じていた。

←その気持ちよく分かるぞぅっっ、という方はクリック!!


しばらくして、


「何、ボーっとしてんの?」


確かある友達に、そう言われたのだと思う。
僕は仕方なく、というか僕がウンコを我慢していることを悟られまいと、
必死で演技をしながら、登り棒を登り始めた。


「そろそろ、痛みも引く頃だろ・・・」


短いながらも僕の人生経験によるカンがそう言っていた。


「おーい、こっちで高オニやろうぜ~」


誰かが、そう声高に叫んだ。
登り棒にいた皆が一斉に六人ブランコの方へ集合した


そう、だから、

僕もそれに参加しようとした。それに参加したかった。

僕は登り棒から飛び降りて、そっちの方へ走り出していた。
ウンコのことなどもう忘れていた。気を抜いていた僕が甘かったのかもしれない。






















●飛び出した・・・



ケツの穴から、それはもう、防ぎようがないくらいの勢いで、
ものごっつデカくて硬いイチモツが噴射したのである。


しかし、ここからが重要になってくるのだが、

まだ、


●パンツの中だけ


の出来事なのである。
そう、友達にも誰にもバレていないのだ。


「大丈夫、こんなのなんてことない。なんとかなる・・・」


僕は静かに、そう自分を落ち着けた。
バレなきゃいいのだ。

僕は誰にも気付かれないようにしてひっそりと早足でトイレへと向かった。


「大」の方はガラ空きだったのだが、「小」の方に人が居た。
人が居るからには、「大」には入れない。
なぜなら、僕にとって、「大」に入るのを見られることは負けだからだ。

僕はとりあえず、


「小」をしにきたんだよ的な感じをよそおうことにした。


と、ここで厳重に注意して欲しい。
それは、僕がかなりの


●バカ


であるということだ。

思い出して欲しい。幼稚園ぐらいの男の子が「小」を足す時、
通常、どのようにして、どんな感じでそのオシッコという行為をなしていたのかを・・・。






そう、







僕は、







お気づきの通り、








ズボンとパンツを・・・

































●下まで降ろした・・・




そう、完璧なまでに、床に着くくらいに、ズボンとパンツを下までおろしたのだ!!

自分でも何故そうしたのか分からない。
一つ言えるとすればそれは、「習慣」だったからだろう。
そして、皆がそうやっていたから。そう、僕は周りに流されながら生きていたんだ。


隣で用をを足していた園児が僕の方を見て言った。


「おい!!こいつウンコもらしてんぞ!!」



後は言わなくても分かるだろう・・・

先生が駆けつけ、親が呼び出された。

その時の先生や親はいつになくとても優しかった。
それが僕の心を一層深く傷つけた。優しさは時として罪である。


その後、別に友達にいじめられたとかそういう記憶はないし、
なんともなかったのだが、

凄くトラウマである。


この話を幼馴染の「ケロ」にしたところ、爆笑しながら、


「あるある、そういうこと。よくある」


と、一蹴され(よくありますか?)

そういえば、コイツはよく道端でウンコをもらしながら(それを野糞という)


「よお、勇輝!」


などと言って、ケツを拭いた葉っぱ(!?)を僕にむんずと差し出していた

そんな淡い原風景を僕は記憶の中から手繰り寄せていた。




すみません。君にとってこの話は、



●日常茶飯事



でしたね。



「遥かなるバカ」への道はまだ険しい・・・


こうして、ケロの~遥かなるバカ伝説~は続くのである。

←参りましたという方も、俺のが凄いぞという方も、クリック!!







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Last updated  2005/05/12 01:53:12 PM
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