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自殺したはずの医局長の登場に一同、口あんぐり。すっかり安心しきっていたオ・ギョモと女官長はお互いに罪のなすりあい。この期に及んで「そんなに命がほしいのか!」と医局長に食って掛かるオ・ギョモ(それはあなたです!)と、「チャングムが仕組んだこと」だと無理やり正当性を主張する女官長。絶好調です。面白すぎる。この人たちに反省という言葉はないのか。

そんな強気もアヒルを試食したホンイの証言や元女官長の手紙などで次第にトーンダウン。最後は「未来永劫、許すものかー!」と大絶叫して捕らえられる女官長。悪役の鏡です。

ここで残念なのは、やっぱりヨンノのこと。ホンイがいればヨンノはいらないわけじゃなし、彼女はほとんどの事情を知る大事な証人でした。身の安全のために医局長をかくまったなら、当然彼女も助けなきゃ。てっきりこの場にヨンノも現れると思ったのになぁ。チョンホさまとチャングムチーム、痛恨のミスですね。

元女官長の絡みはこれだけですか?証言は人に任せて自分はとっとと出家しちゃって。カッコつけすぎですよ。現役時代この人にもかなり苦しめられたっけ。チェ一族と長年にわたり甘い汁を吸ってきたはず。出家すれば財産は没収されるのかな。だったらいいけど。もらいっぱなしはよくないですね。

チェ・パンスルは最後の悪あがきとばかりに逃亡を図るけど逃げ方がカッコ悪ぅ。食材の仕入に独自の取引ルートをもっていたなら逃走ルートもしっかり確保せぃ。そりゃ、トックおじさんも豚鼻鳴らすって

さらにチェ女官長も逃亡。さすが兄妹、考えることがよく似てます。焦る女官長が導き出した答えは「そうだ、王様の前で死のう」。人間、死を前にして嘘はつかないといった人は誰でしたっけ?落ち着いて考えた答えがそれではね。

そんな女官長も最後は一族の人でした。「自首しないとクミョンが罪を背負うことになる」というチャングムの言葉に心が動かされます。ミョンイの墓へ許しを請いにいった帰り道、足を滑らせ崖から転落。あっけない最期でした。合掌。

罪人はそれぞれ刑が確定します。でも、ほとんど職の剥奪か島流し。これだけのことをして死罪じゃないのはちょっとねーですが、パンスルも途中で息絶えたし、他の人も社会的には抹殺されたも同然だから、ひとまずよしとしますか。

そうだ、ヨリ。てっきり元女官長に従って出家するか思ったのに。ユンスと一緒に宮中を去っていきました。去っていったといえばクミョン。チェ女官長の死を誰よりも悲しんでいたクミョン。ミョンイの手紙をチャングムに返し「それが私」とな。最後まで彼女から謝罪の言葉を聞くことはありませんでした。

褒美をとらせると言う王様に、(ずうずうしくも)三つの願いを告げるチャングム。一つ目はハン尚宮さまの身分回復。二つ目は母ミョンイの身分回復。もう一つは母の望みだった最高尚宮になること。さすがのイ・ヨンエさんも、あの衣装で10歳は老けて見えたね。

残り六話。目的を達成したチャングムの次に待つものは何でしょう。



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最終更新日  2006.10.08 18:20:07
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