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カテゴリ:ビジネス・起業
中島みゆきの曲「地上の星」でも有名だった「プロジェクトX」が、昨年終了し新しく生まれ変わった番組が、「プロフェッショナル 仕事の流儀」。
「プロジェクトX」が重厚な雰囲気だったのに対して、「、「仕事の流儀」は軽快な雰囲気で、身構えずに見られるような番組でした。 第1回目は、星野リゾート社長・星野佳路氏。 星野リゾートは、軽井沢を拠点としたリゾート企業ですが、一時かなりの負債を抱えたのを建て直し、更に倒産企業の再建を請け負って立て直しているということです。 以前、(企業としてではなく)一リゾート施設として興味を持ち、ホームページを見に行った時に、リゾナーレ や アルファリゾートトマム など、有名なリゾートを抱えていることを知り、凄いなと思っていたのですが、実はこれらを経営再建したのだということを知り、今回更に驚きました。(確かに、トマムは倒産したというニュースを聞いた覚えがありました。) 今回の番組では、 加賀山代温泉 白銀屋 と 伊東温泉 湯の宿 いづみ荘 がメインに取り上げられていました。 いずれの旅館でも、経営者交代からどのように従業員のモチベーションを高め、旅館を建て直すかというのがキーになっていました。 経営者交代となれば、働く側からすれば不安で仕方ないですもんね。 星野氏は「会社の主役は社長ではなく、社員である。」という信念の基、 会議での決定は、社長ではなく社員に任せる。社員が自分たちで納得して決定したのだから、やる気を持って仕事ができるはずだと言うのです。なかなか冒険的な手法だと思いました。 口癖は「どうしますか?」 最初に、方向性や考える手法は与えますが、後は社員に任せる。 プロセス重視で、しっかりしたプロセスを踏んで、現場で実際に仕事をしている社員が納得して決めたことであれば間違いないということです。 星野さんは、従業員を怒れないと言います。理由は「辞めていくから」。ちょっと消極的な意見な様な気もしましたが、これも真実なのかもしれません。 アメリカでホテル学を学び、父親の旅館を継いで経営者になったものの、トップダウンの強引な手法に社員がどんどん辞めていき、ついには2/3までになってしまったそうです。お客さんはいてもスタッフがいなければ仕事は成立しません。このような挫折の中、収益の中核となすブライダル部門を中堅スタッフに任せたことをきっかけに、トップダウンからフラットな風土に変えることによって、経営の建て直しに成功したのでした。 魅力ある経営者、この人の下だったら是非仕事がしたい と思わせる人というのは、なかなか巡り合えません。 最近では、去年の夏に行った 四万温泉のやまぐち館 の女将が凄いと思いました。 星野氏と共通するのは、頭ごなしに怒らないこと。社員のモチベーションが感じられました。 人の上に立つということは、とても難しいことだと思います。 僕も、前社では苦労しました。今思えば、いろいろと自業自得な場面が多いのですが。 でもその時には、どのように乗り切れるかということが、見えないんですよね。 信念がないから、人が付いてこない。 次に人の上に立つ時には、心して向かい合いたいと思っています。 人気blogランキングに参加しています。 「仕事の流儀」って面白いと思った方は、こちらをクリックください。m( )m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月12日 10時52分57秒
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