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カテゴリ:ビジネス・起業
親友よりプレゼントされた、折口雅博氏の『「プロ経営者」の条件』を読みました。
当初は一度読み始めてみたものの、重いこともあり「積読」の中に埋もれてしまっていました。(ごめん。) このところ、起業を具体的に考えるようになって、偉大な経営者の方々の話や本にとても興味を覚えるようになりました。 折口雅博氏は、グッドウィルグループの会長として、モバイト.comで有名な人材派遣のグッドウィルと福祉介護事業のトップ・コムスンのトップです。 氏の経歴は面白く、防衛大学を卒業後 日商岩井で あのジュリアナ東京をプロデュース。 その後、紆余曲折を経て 六本木・ベルファーレを企画し、代表取締役社長として運営した実績があります。 そんな氏が、「プロの経営者」として、何が必要でどうするべきかということを書いたのが本書です。 以下は、ポイントです。 「ゼロから1を創ることを知り、その尊さを一番大切なものにする。」 ソニーやトヨタだって、ゼロから創った人がいるのだから、不可能なことはない。 エベレストを登るときに、何が大変かというと「分からないことがある」ということだそうです。 そのような「分からないこと」に遭遇したときには、スケジュールやルートを守ることよりも、遭難しないようにすることが大事です。 エベレストに例えれば、分かりやすいのですが、いざ自分の仕事になった時に、その決断が下せるかということが重要です。 「ビジネスで重要なのは、センターピンである。」 ボーリングでストライクを取るためには、センターピンを倒さなくてはありえません。 例えば、ディスコでのセンターピンは「満員にすること」であり 介護でのセンターピンは「居心地の良さ」であると。 これらのポイントを抑えられるかどうかが、その事業の成功・失敗を分けるのですね。 その他にもいろいろなエッセンスがありましたが、興味深かったのは、同じようなことを他の人の話や著書でもお目にかかったことです。 例えば、 「会社員でいることのほうがリスクが高い」ということは、藤原和博氏が以前書かれていました。 また、「人をいかに活かすか」というところは、星野リゾートの星野佳路社長の考えに通ずるところがあると思いました。(やり方は違うかもしれませんが。) 弱点を直すようにするのではなく、その人の強みを活かすようにすることが重要だと仰ってます。 その方がモチベーションあがりますもんね。 部下をコントロールするのではなく、マネジメントする。 あれしろ、これしろと一つ一つコントロールするのではなく、 目標を持たせて、その範囲内で自分で考えて工夫する。 そういうことをやらせてあげられることがマネジメントなんですね。 自分がサラリーマンだったときには、いろんなことがダメだったなという反省を踏まえ、起業するときには、ES(従業員満足)やマネジメントをしっかりと自分のものにしなくてはいけないなと、改めて考えさせられました。 社会福祉のこと、教育のこと、経済のこと まだまだ、いろいろなエッセンスのある面白い本です。 是非一度読んでみてください。 「プロ経営者」の条件(折口雅博著) 建てどき(藤原和博著) ・・・藤原氏の本で最初に読んだ本です。 人気blogランキングに参加しています。 この本面白そうと思っていただけた方、 是非こちらもクリックしてください。m( )m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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