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カテゴリ:ビジネス・起業
墨田区役所でのコミュニティビジネス(CB)起業講座の2回目に行ってきました。
今回のテーマは、CBの注意点。 内容的には、今回も盛り沢山。 1.自治体によって異なる支援体制 地方自治体によって、支援の内容・スタンスも様々。 例えば、東京23区でのイメージは、 板橋区:ビジネス色が強く、産業支援に積極的 荒川区:NPOには消極的 葛飾区:地元優位 足立区:NPO市民活動には積極的 北区:官民共同のNPOで失敗。その後有力なパートナーシップが築けず。 その他でも、市民活動の活発な地域として、世田谷・目黒・杉並など 経済支援の活発な地域として、大田・品川・板橋など 2.CB支援として何が望まれているか? 1)相談:特にワンストップ相談 2)仲間 3)情報 4)スペース など ちなみに、ベンチャービジネスの場合は 1)お金 だったが CBでは借入がまだ難しいため、自己資金のみで始める人が多い。 3.男女別の傾向 男性:計画倒れで、行動が伴わない場合が多い。 女性:感情的人間関係のもつれから、仲間割れが多い。 4.NPOでの問題点 1)無償のボランティアに頼っているところが多い → モチベーションが続かない → ビジネスとしての観点が必要 今や、安いもの < 良いサービス と付加価値が望まれている。 しっかりと料金をもらい、より良いサービスを提供することで ビジネスとしても自立できる。 2)ネットワーク・人脈が少ない 3)人材の低レベル化 4)コーディネータの不足 CBでは、ベンチャービジネスのような「カリスマ性でバリバリ進む」よりも 調整力などがある、人望の厚い人が必要とされているとのことです。 5.地域ネットワークの作り方 1)ギブ&テイク 当たり前ですが、「相手が何を欲しているか」「自分が何を提供できるのか」を考え お互いが理解しあうことが大切とのこと。 2)ネットワークには賞味期限がある 動かないでいると、ネットワークは陳腐化してしまう。 動いた人こそ、新鮮なネットワークを築いていける。 3)地元のNPOの会員になってみる アイデア・専門性など、自分の持っていないノウハウを吸収できる。 6.資金の集め方 いろいろな方法があるが、一番可能性があるのはやはり国民生活金融公庫の「新創業融資制度」だそうです。 借りる際のポイントは、 1)事業計画書 2)人物 3)立地 だそうです。 7.CB成功のポイント 実際にCBで起業した人へのアンケートの結果が下記となっています。 1)思いを共有できるパートナー 2)経営・経理・営業をこなせる 3)助成金には頼らない 4)異業種ネットワーク 5)中長期展望 6)反省と意見交換 → 社員との意思の疎通 7)楽しく・明るく → モチベーションの持続 その他にも、人の採用方法やマーケティングの手法、税金についてなどあったのですが、 さすがに2時間という制約では、ちょっとずつになってしまいました。 次回はいよいよビジネスプラン作成。 これも楽しみです。 このブログは人気blogランキングに参加しています。 この記事を読まれて面白いと思っていただけた方、 どうかこちらもクリックしてください。m( )m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月22日 22時53分01秒
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