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カテゴリ:オリキャラ閑話
#2からの続きです。まだ読んでない人は#2を読んでからおねげーしますです === 「って、何だ。ワンダじゃないですか。ここには今、貴女が欲しがるような物は置いていませんよ。タングステン程度のレアメタルくらいなら提供できますけれど・・」 「いや、今日はそんな大したモノが欲しい訳じゃなくてな。その・・”あちゃきん”を買いにきたのだが・・・・」 「・・?!・・・・”あちゃきん”とは、もしかして”あちゃぱらきんちんちょん”を指す単語でしょうか?」 (うむ!手応え良し!やはり自分の足で稼いでナンボだな!探し物は!) 「ああ、そうだ。それを一つくれないか?」 「・・・・親しき仲にも礼儀あり。と、言う諺を御存知無いのですか?・・まぁ、良いでしょう。しばらくここで待っていて下さい」 たたっ ~数十分後~ 「む~・・遅いな・・。。せっかちが服を着て歩いているリーウェルにしては遅過ぎるぞ・・・・」 ファンファンファン・・! ピタッ 「お?パトカーが近くに止まった様だな。何か事件でも起きたのか?」 ガチャ! 「容疑者を発見!ただちに身柄の拘束に移るであります!」 「む。誰かと思ったらただみちではないか。お仕事ご苦労さ・・・・」 ガシッ! 「身柄を確保ッ!速やかに被疑者を連行するであります!」 「馬鹿もの!冗談でもやって良いことと悪いことがあるぞ!放せ!」 「言い訳や弁解は署でじ~っくり聞かせて貰うであります!」 「やめろと言っているだろう!私は何もしていない!」 「・・私が通報したのですワンダ・・流石にこのような大罪は看過出来ません。きっちりと罪を償うべきです」 「何なの?ヴァカなの?死ぬの?一体全体、私が何をした!ただ”あちゃきん”を買おうとしていただけだぞ!」 「おのれ~!そんな大それた犯行を自供するとは!今のはきっちりと聞いたでありますよ!本官が平巡査だからって甘く見ない方が良いであります!裁判所で後悔させてやるでありますよ!」 「やらせるかぁああああ!」 するり ダッ! 「・・に、逃げられたであります!くそー!絶対に逃がさないでありますよ~!!」 === ~路地裏~ 「はぁ・・はぁ・・・・!私が一体・・何をしたって・・言うんだ・・!”あちゃぱらきんちんちょん”とは一体何だというのだ!誰か・・!教えてくれ・・!」 ピリリリリリ・・! 「くっ・・!こんなときにタイミングの悪い・・!・・えっと、誰だ・・・?”着信”・・・・・・”菊里”?!」 ピッ! 「ん。昨日はどうも。思ったよりも早く”あちゃぱらきんちんちょん”が手に入った。是非とも御馳走したいので我が家に来て欲しい」 「解った・・!今から行きたいのだが時間の都合は大丈夫か」 (これは・・!”あちゃきん”の正体を知るチャンス・・!) 「ん。構わない。待ってる」 === 「ようこそ。我が城へ」 「突入~!って、違う!クボ○カの真似は要らん!さぁ、早く見せてくれ!」 「うんとこしょっ!どっこいしょー!」 ズゥン・・! 「おまたせ!この壺の中身が”あちゃぱらきんちんちょん”だよ!」 「ふ、ふん!何だ勿体ぶったワリには壺で熟成させたヤツか。どうせなら藁でしっかり熟成させた本場のモノが良かったのにな」 (壺に入れてあって、この酸っぱい臭い・・恐らく発酵食品の類とみた!) 「ん。すまない。as as posibleで用意させたから出来合いのモノしか仕入れらなかった。 ・・流石ついでに御願いしたい。実は私はこれの正式な作法での食べ方を知らない。博識な貴女に是非食べ方を教えて欲しい」 「違うよ!本当はくくりん食べた事が無いんだよ!それを言うのが悔しいから、蘊蓄語って誤魔化してるんだよ!」 「恥ずかしいから余計な事は言わないで・・」 「そうなのか?・・まったく仕様の無いヤツだ。どれどれそこまで言うからには仕方が無い。どれ、一つ頂くとするか・・」 パカッ ぷ~ん・・ (く、くくくくちゃ~い!!こ、これ本当に食べられる物なの?) 「うむ。ほ、芳醇で香り豊かな見事な出来だ。食欲をそそられる・・」 「くすくす・・どうしたの?あまりおいしくなさそうに見える」 「しょ、しょんな事無いぞ?久しぶりに香りを嗅いだから感激しただけだ!この独特の刺激臭!これ程のものなら期待できそうだ! ・・ゴクリ。・・こ、これはだな。ガサツにバクバク口に放り込むものではなく。ちびちびち舐めるように嗜む嗜好品なのだ・・良いか見てろよ」 ペロッ・・ 「こ、これは青酸カリ?!・・じゃなかったうまい!ウマすぎる!最高の品質だ!いやまったく!」 「お!涙が出るほどおいしいんだねー!」 「ぷぷ・・。そんなに美味なの?一体どんな味がする?」 「うごぉ・・・・そうだな。ちょうどニシンの塩漬けを腐らせた物と、茹でたウナギと、寒天と、ビール酵母のジャムをかき混ぜた様な味だ・・・・きゅ~・・」 じょ~・・ 「あ、失禁して気絶しちゃった・・」 どっとはらい 元ネタ 落語”ちりとてちん”、小説”ズンドコベロンチョ” === ~おまけ 後日談~ 「うっはwwwwうっはwwww ねんがんの ようじょのせいすいを てにいれたぞ! 協力したお礼をくれるなんて流石ククリちゃん!持つべきものは、同じ眼付きを持つジト目連合の同士だね!」 「あらら・・人前でお漏らしなんてはしたない・・。でも、うふふ・・・・!良い表情してますわ・・背筋がゾクゾクしますの。強請りをするには最高の素材ですわね! ふふ・・ほんと菊里ちゃんには良い御写真を頂きましたわ♪」 === 今日はエイプリルフールと言う事で、急遽”かんばと!”の予定を変更してお送り致しました。何とかギリギリ間に合って良かったです。 これを読んだ良い子は嘘なんて吐いちゃダメだよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月02日 18時06分21秒
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