はてなのゆりさん

　

せめて購読だけは…と 続けてきたいくつかのうち
こちら の他に、反原発運動全国連絡会 発行の

はんげんぱつ新聞 というのがあります。

３３年前からの発行で、今月号が第３９９号

≪原発ネットワーク・九州≫の 深江 守さんの

玄海原発　想定超す劣化か
マスコミも危惧する老朽化！

という記事を転載させていただきます。


５月２６日の九州電力交渉の翌日、表記
タイトルの記事が新聞紙上をにぎわした。　

毎日新聞には ２面を 使い、　「 佐賀・玄海原発 ：
１号機原子炉、想定超す老朽化、専門家 『急冷却
で 破損の恐れ 』 」 との 解説記事も 掲載された。

この間、修会やデモ、　交渉を 重ねてきても、
簡単なベタ記事という報告であったが、ようやく
我々の主張に 耳を 傾け出したということか。

福島原発震災後では、５月１８日に全九州から
２５０人が結集し、対九電行動 ・ 交渉が繰り
広げられ、この日が ２回目の交渉だった。

あいにくの雨模様だったにもかかわらず、約６０人の
市民が駆けつけ、２時間３０分に及ぶ交渉となった。

テーマは、
１、福島原発震災関係　２、電力需給関係
３、玄海１号機の脆性遷移温度９８度問題
４、川内原発 増設関係 と 避難計画

震災関係では、地震を争点にした。

川内原発３号機増設に向けた環境調査結果には

１９９７年に、川内原発を襲った 震度５強
６弱の 地震の断層が 書かれていない。

「なぜ書かれていないのか」 との質問に、

「調べましたが、活断層を見つけることが
できませんでした。従って 書いていないし
評価していません」。　　なんと、

あれだけの地震を 引き起こした 活断層が
見つからないという。　 つまり、「断層がなく
ても地震が起こることを認めるわけですね」

さて、想定外の話。　「海抜２６ｍの高台に
大容量発電車を 置くことに なっているが、
地震で崩れ落ちることは想定できないか？
蒸気で動くはずのタービンが 動かなくなる
ことは想定できないか？」 と 畳みかけた。

すると、苦渋の表情で、

「これは想定できないか？　あれは？　
… では 何も作れません。　それは
割り切るしかありません」 との答。

班目春樹原子力安全委員長の 発言は、
「承知しておりません」 と 言いながら 同じ
「割り切り発言」に猛烈な非難が集中した。

≪九電前ひろば≫のテント村には、九電の
社員からの メールも 届くようになった。

「社員の関心は、原発事故についてです。
言いようのない不安をみな抱えています。
年代を問わず、自分たちの生活の展望が
見えなくなり、暗い気持ちに沈んでいます」

…と。九電の社員も巻き込んで
脱原発へと 大きく 踏み出そう。


★九電との交渉の場に入りきれないため、階段に
　あふれている人たちの写真も載っていました。


　　

九州でも、四国でも、北海道でも…

原発ができてしまった所には 地元の人たちの
猛烈に 反対する動きが あったんですよね。

それをマスコミでは報道されず、電気を使う
都市の私たちは知らないで…気がついたら
この地震列島に５４基の原発があった

電力会社の社員の方々も 安全だと信じて
やってこられた人が 大半だったのかも…

でも、東京電力の 福島原発では、被ばく覚悟
での作業を 今後も 続けなければなりません。

電力会社の内部からも 脱原発へと向かう
動きが 出てくれることを 期待したいです。





【原発のこと】

原発はエネルギー消費を助長する