あ行ああかん (一般的に)良くない (余談) 「ダメ」という言葉は、命に関わったり他人様に迷惑をかけたりなどといった、よほど本当に「ダメ」な時以外には使わない。通常は「あかん」「いかん」「あかへん」「かん」(どれもほぼ同義)を使う。 神奈川に越してきて初めて「ダメ!」と言われた時、実に些細な作業をリラックスして行っているところだった。そんな時に突然「ダメ!」と言われ、文字通り飛び上がって驚いた。 そのせいか未だに「ダメ」を使うのには抵抗がある。方言の「あかん」は抜けそうにない。 あかなんだ 1.(ドアなどが)開かなかった 2.物事がうまく行かなかった 3.(「~ね」をつけて)残念でしたね、と同情する気持ちを表す あじない 形容詞 味がない=味付けが薄すぎて物足りない。 「まずい」の遠まわしな表現。 あらいまし (食事後の食器の)洗いもの <用例> 「洗いましやっといてくれたんやねえ、ありがとね」 あらすか 1.あるわけないでしょう。 2.国名「アラスカ」。(←方言じゃないって^^;) あんばよう いい具合に。 「塩梅(あんばい)良く」から来ている言葉。梅を漬ける時に、塩が足りないとかびるし、塩が多いと辛いことから、梅と塩のバランスは難しいけれど、そこを上手にやりましょう、という意味だと思う。 <用例> 「あんたんとこのお姑さんはきっつい人やけど、そこをまたあんばようやるもんや」 い いかん (道徳的に)良くない 行こまい 行きましょう。行こうか。行こうよ。 <用例> 「鶴舞に行こまい」 「行こまい行こまい」 「かたつむりはまいまい」(←関係ないな) (余談) 同意する場合は「行こまい行こまい」「行こまいか」などと答える。 しかし当然、こちら(神奈川)の人はそんなことは知らない。 昼食時に「お昼に行こまい」と言っても、みんなでゾロゾロ移動するか「ちょっと待って」と言われるだけである。 帰省した折に「○○に行こまい」と言った時、甥と姪が声を揃えて「行こまい行こまい!」と大声で答えてくれた。ああ帰ってきたよとしみじみ思ったものだった。 いざらかす 動詞 (主にずるずると引きずるようにして)動かす いのかす 動詞 (主に持ち上げて)動かす いのく 動詞 動く <用例>ちょっといのいてちょ→少し(動いて)場所を開けてちょうだい いりゃあた いらっしゃった う 鵜飼 これは方言ではありません。でも岐阜県岐阜市の長良川の鵜飼は有名ですし、せっかくなので鵜飼の仕組み(?)を説明させていただきます。 鵜飼の鵜には、荒縄で、犬の首輪のようなものが付いています。それを鵜匠さんが操っています。 また、鵜飼の船にはかがり火が炊いてあります。 鮎にしてみれば、夜だと思っていたのに、かがり火のせいで急に明るくなって、寝ぼけ眼で動き出してしまうのです。そこを、鵜が捕まえます。 さて、鵜が鮎を首尾よく捕まえて飲み込んだ時、先ほどの首輪の輪っかより小さな鮎なら、鵜は鮎をそのまま(文字通り)鵜呑みにできます。でもそれより大きな鮎の場合は、首輪につっかえてしまって飲み込めません。 鵜匠さんはそれに気づくと、鵜をつないでいる縄をクイクイと引っ張ります。そして、つっかかって飲み込めない大きな鮎を、ぐえっと吐き出させます。 それを人間が頂戴しちゃうわけなんです。^^; 確か、そうやって取れた初鮎を、恐れ多くも天皇家にも献上してるはずです・・・。^^;;; ちなみに、鵜飼で使っている鵜は「海鵜」です。「川鵜」は使えないそうです。どうしてだったかは、すんません、忘れました。 え えーて いいよ この「えー」は、正確には「あ」と「え」の中間の発音。 <用例> 「ここはおもらせてまうで」 「あかんて、今日はオレが払うて、えか」 「ほんなん、あかんて」 「えーてえーて」 「えーことないて、あかんて」 「あかんことあらすか、えーてえーて」(この手の会話は、この調子で延々と続く) えか (確認の語彙)いい? いいよね? やっちゃうよ、という程度の意味合い。 語気が強いため、他地域の人には怖い感じがするらしい。 えらい 1.体調が良くない、だるい。(関東以東では通じないようだ) 2.程度が甚だしい。 3.偉い。 お おいとく 1.(モノを)置いておくこと。 2.物事をやめること。 <用例> 「新車買おまいって言っとったけど、やっぱおいとこまい。中古でいいがね、えか」 おそがい 恐ろしい おとつい おととい(昨日の前の日)のこと おもる おごる <用例> 「喫茶店行こまい、おもったるわ」 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 ジャンル別一覧
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