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カテゴリ:日々の随筆
●何がアブノーマルなのか?
正常と異常とは、どこがどうちがうのか? その間に一線を引くのは、むずかしい。先日も書いたように、最近の考え方によれば、こうした区別をしないのが、主流になりつつある。正常と思っていても、それが異常だったり、反対に、異常と思っていても、それが正常だったりする。 よい例が、同性愛。私が学生のことは、同性愛は、異常と考えられていた。しかし今では、だれも、そんなふうに考える人はいない。社会的な常識を、個人に押しつけること自体、まちがっている。そう、その社会的常識そのものが、狂っていることだって、ありえる。 ほかにたとえば、性欲過剰もある。あの小林一茶などは、毎日の性交回数を、日記につけていた。「○月○日、三交。○月○日、四交……」と。若い妻と結婚したこともある。毎日、少ない日でも2回。多い日になると、4回とか5回も、性交をしていた。 どこでどうやって、やったのだろう? そのへんのことも気になるが、まあ、それで当人どうしがハッピーなら、他人がとやかく言う問題ではない。 信濃町の小林一茶の記念館のHPには、こうある。 『……50歳の冬、一茶はふるさとに帰りました。借家住まいをして遺産交渉を重ね、翌年ようやく和解しました。52歳で、28歳のきくを妻に迎え、長男千太郎、長女さと、次男石太郎、三男金三郎と、次々に子どもが生まれましたが、いずれも幼くして亡くなり、妻きくも37歳の若さで亡くなってしまいました。一茶はひとりぽっちになりましたが、再々婚し、一茶の没後、妻やをとの間に次女やたが生まれました』と。 小林一茶にも、いろいろな面があったようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月25日 07時42分42秒
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