|
カテゴリ:正法誌No40
生きている人たちは戦争中、精神的、物質的に禁欲させられていたのが戦争が終
わるとそれが解除されて、特に第二次世界大戦後はアメリカ軍の占領政策による 3S政策もあって、人生の目的は本能、すなわち性欲と食欲を満足させることにあ ると教えられた結果、一斉に性欲と食欲を満足させることに狂奔することになっ た。 正しい道徳観をもった人達がどんなに、そうではないと叫んでみても、そうした 良識あるひとびとの声は大衆の耳には届かなかった。 悟って死んだ人はあの世で目ざめると、肉体は脱ぎ捨てて精霊になったことをす ぐに悟る。 そうして霊界では霊界で勉強しなければならないことに気づくから、肉体を持っ た人に憑依することはないが、執着を持ったままで死んだ人は、あの世で目ざめ たときに自分の意識はそこにあるから肉体が死んだとは思わずに自分はここに生 きていると思うのである。 肉体をもっていた時のそのままの心を持っているのであるから、肉体をもってい た時のように肉体を支配しようと思う。 しかし、自分ははや肉体ではなく自分の自由になる肉体はそこにないために、人 の肉体を支配して欲望を達成しようとするのである。 「類は類を持って集まる」という牽引の法則によって、自分と同じ欲望を持って いる人にひかれていく。 欲望を持った人がその欲望をどうして果たそうかと考えているときに、欲望を もった霊は一番その人の煩悩を支配しやすいのである。 欲望を持った霊はその人の脳細胞を支配し始めると、その人は自分でそう思った と思っているのであるが、実際は霊が思わしめているのである。 そういう人の頭を霊眼で見ると黒っぽくなっている。 最初は霧がかかったみたいにかすんでいるが支配される度合いが強くなるに従っ て黒くなっていく。 このようにして、これまでに現われてきた大戦争後の道徳的退廃はあの世の霊と この世の人々との合作なのである。 道徳的退廃による社会の混乱、犯罪が多くなってくると、少しでも社会全体のこ とを考える人々はなんとかしなければいけないと考える。 正法誌N040号 1981年 12月号より抜粋 人生を変えたいときに、背中を押してくれる言葉が、ここにある。人生の目的を知ることができれば、実りある人生を歩む第一歩が踏み出せる。心と魂に焦点を合わせて生きれば、満ち足りた日々を送ることができる。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.05 22:11:10
コメント(0) | コメントを書く |