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カテゴリ:正法誌No.45
男の役割、女の役割(2) この本は著者ゲゼル博士も指摘していられるように、「氏より育ち」と いうことがどんなに大事であるかをわれわれに教えてくれる。 多くの人達、特に高橋信次先生の教を受けた人達の中には、過去世が りっぱであれば、なにもしなくてもこの世でもりっぱになれると思って いる人が多い。 しかしそれは達う。 妊娠中から授乳期、幼児期と、親のしつけと教育がなく、また、 その後の自己啓発の心がなかったら過去世の智慧も出てこないのでる。 高橋信次先生が「過去世のその人の名にごまかされてはならぬ、 現実が大事なのである」といわれたことを改めて考えてみるべきである。 過去世で勉強したことが、親がどのようなしつけ、教育をしなくても、 また、本人がどのような努力をしなくても、そのまま出てくるものであるとしたら、 そのように人間というものがつくられてあるものであるとしたら、 親はなにもしなくても、 放りっぱなしにしていても子供はひとりでりっぱになるものであるとしたら、 親は子供の姿を見て反省するということもなくなるのであるし、この人生が 魂の向上のためのものであることの意義も失われてくることになる。 「親はなくても子は育つ」ということわざがあるが、 このことわざは、本人の心の内から兆してくる自己啓発自己向上の心の大事さを 示しているものであり、自己啓発、自己向上の努力がどんなに大事であるかは、 戦災孤児の人達の中で、りっぱに努力して成功した人もあれば、 自分の不幸を呪って社会から脱落した人もあることを見ればわかる。 現状に満足して、また驕慢の心から自分の現在をこれで最高だと思って、なんの 努力もしなかったら、その人はやがて努力する人達から追い越されてゆく。 記事は、正法1982年5月号第45号より抜粋 (一部言い回しを変えています) ~続く~
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Last updated
2021.06.19 15:03:24
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