|
テーマ:●食べた物の画像♪(85102)
カテゴリ:中華料理
♪ア、ホレ、スイスイ、スーララッタ、スラスラスイスイスイ~……別に気楽な稼業じゃないんだけど、ちょっとやりきれないことがあって、私は「スーダラ節」(作詞=青島幸男、作曲=萩原哲晶)を口ずさみながら自転車で野火止通りを走っていた。
ンン!? ちょっと待て! この風景、何かが違う。 エエッ!? もしかしてコレ、私がいつも「レトロな外観を持つ」というフレーズを付けている、久米川駅北口の中華料理店「揚子江」なの? コレなんだよ! 以前はコレだったんだよ! テントばかりか、暖簾まで新しくなっちゃって、どうしたの? さっきまでのやり切れない気分はどこへやら。私は気持ちは好奇心でいっぱいになり、自転車を止めてお店に近づいていった。 気付かなかったけど、名物の「ジャイアントラーメン」が10円上がってるよ。 うわっ、カレーライスとラーメンのセットなんかあったの? 気付かなかったなぁ。これは魅力的だ。 でもね、一番気になったのはコレなんだよね。何なの、「8割チャーハン」って? 半チャーハンより多いのはわかるけど、「8割」とはまた半端な感じがするんだけど……。 「まあ、とにかく、“外観一新記念”だ。今日のお昼はココで食べよう」と思い、お店に入った私。ちょうどお店にはお客さんが誰もいなくて、珍しくお店のご主人が店内でくつろいでいた。私が入るや、「いらっしゃいませ」と言って厨房に入ろうとしたが、私はご主人に声をかけて、なぜ「8割チャーハン」なのか、その理由を聞いてみた 「いや、普通にチャーハンとラーメンを頼むと、1050円になっちゃうんだよね。だから8割にして200円引くことにしたんだよ」 何だかよくわかったような、わからないような話だが、要するにお得なセットというワケだ。私は「8割チャーハン ラーメンセット」(850円)を頼むことにした。 さすが中華。程なくして「8割チャーハン ラーメンセット」が運ばれて来た。いやいや、旨そうじゃない。というか、このチャーハン、普通盛りじゃないの? これで8割なの? まあ、まずはラーメンからいただきますか。スープをレンゲでひと口……好きだなぁ、こういう醤油味のスープ。スーッと体に染みていく。旨いなぁ。 麺は中太で柔らかいけど、このスープにはよく合っている気がする。でも、今度頼む時はご主人に「固めで」と言ってみようかな。 麺を食べ終えると、今度はチャーハンをいただきま~す。パラッとしていて、なかなか旨い。時折ラーメンのスープを飲み、またチャーハンをパクパク。いやいや、このチャーハン、10割でしょ? これで8割だったら、普通のチャーハンは、かなり盛りがいいと思うなぁ。 食べ終わった後、少しご主人と奥さんとお話することができた。まず聞きたかったのは、「どうして今まであんなボロボロのテントで営業していたのか?」ということだ。あのテントのせいで、結構お客さんを逃がしていると思うんだよね。 「それはね、このお店のお客さんの9割近くは出前だから、あんまりお店のことを気にしなくなっちゃったのよ。それに『もうやめようか』とも思っていたし……」 奥さんの話では、子どもも跡を継がないし、「そろそろお店をやめようか」という話をたびたびご主人としていたのだという。でも、お店をやめることを一番反対したのは、その子どもだったのだとか。 「じゃあ、もう少し頑張ってみようかということで、暖簾とテントを変えたんだよ」 とご主人。小麦が上がったので少し値上げもしたけど、基本的には“盛り”にこだわっているのだという。まあ、そのことはこれまでこのお店の料理を食べてきて十分に私も感じている。ガッツリ食べたい人間にとっては、うれしいお店だ。 外観も一新したことだし、これからも頑張って欲しいお店だよ。 【DATA】 住所:東村山市萩山町5-2-5 電話:042-394-3525 【このお店に関する過去の記事】 *2005年08月28日「意外とイケた謎のラーメン」 *2007年01月29日「あとをひくちょっと変わった麻婆豆腐」 *2007年12月21日「ガッツリ!中華三昧」 *2008年12月06日「大盛りにしなくてよかったかた焼きそば」 ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[中華料理] カテゴリの最新記事
|