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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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2011.07.28
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ぼくは言語学についてはまったく無知である。言葉について理論ではなくて感じていることを記す。言語は大きく音声phoneticsと文字literateに分けられる。文字は読み書きの二つ、音声は話す聞くの二つに分けられる。ことばは発生的に見ると音声学的な現象だと思う。文字の習得以前に言葉は習得されるからである。文字を持たなかった文明もある。身近では1万年続いた(1万年ですぞ)縄文式土器時代がその例である。言葉は存在したはずである。後生的には文字は言葉の記録のために用いられるため、同時的・異時的に伝達(理解)可能でなければならない。そこで言葉の一定範囲の普遍性(局所的普遍性)が必要となり、それを担保する文法・正書法(つづり)が形成される。

言葉の研究は文字になった言葉(読み書き言葉)を対象としていた。音声的な言葉は失われる。日本の外国語学習は、江戸時代の蘭学に見られるように、ほぼ医学としての文献学literatureであった。蘭学塾で有名な杉田玄白の「天真楼」においては、オランダ語はあまり教えなかったようである。玄白自身オランダ語をあまり読めなかったからである。じっさいには『解体新書』(1774年)のオランダ語は中川淳庵が訳した。他方、長崎のオランダ語の通詞(通訳)はオランダ語の読み書きができなかったようであるジョン万次郎(井伏鱒二の命名)こと中濱萬次郎のような人も命がけの外国語習得をし通詞や英会話教授としても危ない目に出会っている。彼も読み書きができなかった。幕府の鎖国政策のせいで、外国語の学習は命がけであった。

音声の言葉と文字の言葉とは、まったくとは言えないけど、概ね別物だと思う。学会発表でも、若い学者さんや外国人学会員に、原稿を棒読み速読する人がいる。ぼくはそれが日本語であれ英語であれほとんど理解できない者の一人である。多弁能弁の日本語の話者が書くとなると尻ごみしてしまう方が多い。ぼくの知人ですこぶる英会話が達者な人が何人かいるけど、いざ書くということになると、文法も正書法(つづり)もめちゃめちゃで、長文が書けず、その内容が意味不明であるような人がいる。物書きのぼくにはとても不思議でならない。詩人・俳人の先生は「あなたの頭に浮かんだ言葉をそのまま書けばいい」とご指導いただくけど、そうはいかないことは、ぼく自身の苦い経験の示すところである。人を恋することとラブレターを書くことはまったく別であることは、ほとんどに人が経験している。やはり、音声言葉と文字言葉は相対的に別の能力・修練が必要なもののようである。





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Last updated  2011.07.28 18:28:43
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