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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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ひかる0513

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2011.08.27
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孫たちは初めて飛行機に乗った。彼らが飛行機から降り立って来て、興奮して語るのは「雲のじゅうたん」のすばらしさとベトナムのダナン沖のさんご礁であった。

スワンナブーム空港の出口には、出迎え人が近づけない。だから、テレビ画面を凝視して、出てくるのを確認して声掛けしようとしたのであるが、15分早く着いたこともあって、TV画面では確認できなかった。いきなり眼の下からかぐや姫の声がして、「あ じぃじぃだ じぃじぃ~」。そこにニットゥ一家がニコニコ立っていた。

ナンナさんのお姉さんのノイさんの車は大きい。そこに荷物と人間全員折り重なるように乗った。助手席にはぼくが座り、うた姫かかぐや姫がぼくのひざの上に乗った。後に、荷物がないとき、トランクの中に常時子どもが座って、自由な空間(「ヒミツキチ」)を楽しんでいた。

わがムラのプールは歩いて5分。みんな水着を着て、何かを羽織ってぶらぶら行く。たくさん泳がせたかったが、日程が詰まっていて、結局1回しか、泳げなかった。ムラの子供たちは学校に行っていて、貸切であった。管理職員もいろいろ世話を焼いてくれた。娘は「背泳ぎを教えてくれ」ニットゥは「バタフライを教えてくれ」というので、それぞれコツを指導して、その練習の延長上にきれいな泳ぎができることを示唆してやった。こういうことは何十年ぶりのことであった。その昔、ぼくの息子Rio娘Mgに泳ぎを教えたのであるが、彼らは嫌がって困った。今回は子どもたち(孫の親たち)の方から教えてくれという。とくにニットゥは「バタフライだけでなくお父さんの教えは水泳全般に通じる普遍性がある」と喝破して「初めて水泳理論に触れた」と感激の面持ちだった。嬉しかった。

もっとも、心配していたのは食事であった。両親はそれぞれ人種的にはビルマ人であったり、ビルマに長く勤務していたのだから、何にも心配ない。子どもたちが問題である。見たこともない食べ物を見て、最初は、「なにこれ~~」と上のかぐや姫が言うと、下の子も「なにこれ~」という。かぐや姫が「やだ~からい くさい」などというと、「下の子もやだ~から~い くさ~い」と言って、食べることを拒否する。もともと、彼らのお父さんの作るビルマ料理は問題なく食べているのだから、タイ料理が特別に辛いしくさいはずがない。ちょっとした違和感が彼らをしてそうさせるのだろうと思う。そこで、ぼくはターゲットをかぐや姫に絞って、彼女に言い続けた。「かぐや姫 最初くさいかもしれない そこでしり込みしないで ぐっと食べちゃう すると 結構うまいとわかるよ それに自分がそう思っても 人に声を出して言わないこと」と。なんにでもこういうことを言い続けた。「かぐや そこでしり込みしたり恥ずかしがったりしたら 外国生活では大きな損をするよ どんどん進んでやってみな じぃじぃが危ないことは教えるから」彼らは時間が経つにしたがって、どんどん食べ進んで挑戦してみ始めたことはいうまでもない。

彼らにわが家自慢のホームシアターを満喫させた。ジブリの「千と千尋の神隠し」Spirituated Awayや「猫の恩返し」をノートブックにプロジェクターを繋いで、白い壁をスクリーンにして観た。ほんとにギャーギャー言いながら観てくれた。が、やはりここでも上の子が「こわい」というと下の子も「こわい」という。負の連鎖が生じてしまう。そこで、ぼくはかぐや姫に言った。「ちひろ=せんが このお化けの世界で『こわい』と言ったことがあるか?せんは絶対にそういうことを言わないだろう?きみたちがそういってどうするんだよ」というと、それ以降、だれも「こわい」と言わなくなった。

船上のバンケットに行くために、ニックの学校にいったん行って、ニックを拾い、そこから都心のチャオプラヤのピア(波止場)に行って、乗船した。孫3人はニックとは初対面である。双方、互いに会うことを楽しみにしていたが、やはりニックとかぐや姫はじっさいには互いに恥ずかしがって、逃げたり、挨拶すらしなかった。車の中に乗り込んで、子どもが4人になると、どちらからかちょっかいを出して、くすぐりっこをした。そうしたら、盛り上がってきた。言葉は通じない。でもくすぐりっこやわらいっこでは言語の違いはない。ニックの声がもっとも大きく、「ストップ・プリーズ」「フイニッシュ」とか英語をいって騒ぐと、それが他の子どもにも伝染して、わんわん喧しい車の中となった。ニックは船上バンケットは慣れているので、何度も食料をとりにいく。かぐや姫のもそれにつられて行く。かぐや姫が演奏とか歌に興味があって、舞台に近づく。ニックも吊られて行く。舞台の歌手や楽器のプレーヤーが二人を引っ張り上げて踊らせる。もう、子どもたちはすぐに仲良くなって存分に楽しんだ。

娘の英語は久しぶりに聞いた。彼女はロンドン大学で語学(英語とビルマ語)を習ったので、クィーンズ・イングリッシュをしゃべれることは知っていた。しかし、じっさいに彼女がべらべらしゃべるところは聞いたことがない。ニットゥは日本語が不自由だった頃、彼とは英語でしか話したことがなかった。だから彼の英語を聞いていたはずだったが、忘れていた。今回、二人の英語を久しぶりに聞いた。ニットゥは英語がよく話せる。そればかりか、ニットゥはタイ語がよくできるのにびっくりさせられた。ナンナさんも非常に嬉しそうに驚いていた。いつどこで勉強したのか。Mgの英語はすばらしいの一語に尽きた。クィーンズ・イングリッシュを自由にあやつり、文法的な間違い(書き言葉のまちがい)はほとんどなく、スピードもノーマルに近い。金を掛けてやっただけのことはあった。そして、重要なことは、子どもたちはいつも両親がビルマ語で話をしているのを聞いている。しかし、それは子どもたちにとっては外国語ではない。両親の家庭内日常語である。今回、初めて、タイ語、英語を生で聞いたのである。以来、彼らは外国語熱に取り付かれた。これは貴重な経験になるだろう。Mgがこれだけ英語が話せるのは、彼女がまだ10歳の頃、イギリスのブラックバーンに来て一人で下宿させて学校に通わせたことが下敷きになっているからである。

DSC_1552uta carp.jpg

最後に、25日のタイ滞在最終日に、トンブリマーケットに行って、コイカープを買った。かぐや姫、うた姫そしてあお若がそれぞれ一匹ずつで、好みの色がそれぞれ白、黄色、赤黒であった。小さい鯉を選んだ。それをわが家に持ってきて、屋内の鯉の鉢に放した。次に来た時にそれぞれ大きくなっていることを願って。昨夜、お腹が空いて台所に行こうとしたら、床の上に鯉が一匹横たわっていた。夜、低気圧が通ったのでジャンプして、外に飛び出したのである。それはうた姫の鯉で黄色の鯉であった。拾い上げるとピクと動いた。 しめた!と思い、それを鉢に放流し、ランチョンマットで鉢を覆った。観察していたが、うた鯉は裏返しになって漂っているだけだった。これは死んだなと思いつつも「ピク」と動いたことに期待を繋いで、ベッドに行った。今朝、急いでうた鯉を観に降りていった。ちゃんと回復して元気よく泳いでいた!餌にも飛びついて食べてくれた。写真参照。

最後の最後になったが、ナンナさんの献身的なケアは言葉にならない。すべて一人ひとり子どもやその親たちに最大限のサービスを捧げてくれた。子どもたちは「アイ ラブ ナンナさん」と繰り返し叫んでいた。ありがとう コックン・ナークラップ





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Last updated  2011.08.27 22:32:52
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